アデレード大学付属英語学校

K.Sさんのクチコミ情報

The Pre-enrolment English Program (PEP)に2023年2月から20週間参加

・英語力の伸び
大学のacademic cultureを理解しながら、必要な英語レベルを達成し、コミュニケーションスキルを向上させることができた。Reading, Writing, Speaking, Listeningをまんべんなく改善させることができた。


・立地環境
学校は、市の中心部に位置し、通学し易かった。近くにデパート、スーパー、カフェ、レストラン等のお店が多くあり、通学のついでに訪れることも多かった。大学のキャンパスが近く、図書館や自習スペースが利用できるため、自主学習がし易い環境だった。


・授業内容
Reading, Writing, Speaking, Listeningの定期的な試験と、大学の授業で求められるTasksを少し小規模な形で行うような内容だった。主なTasksは、①Seminars, ②Lectures, ③Oral Presentations, ④Reflection, ⑤Group Tasksだった。

①Seminars：与えられた論文や文章に対して、自分なりに批判的な考察をしつつ、それについて、グループ内でディスカッションした。語彙量を増やし、自分の意見を表明する練習を繰り返しすることができた。
②Lectures：講義形式の授業で、Listening能力とnote-takingスキルの向上を図ることができた。講義の主要な考えを把握し、細部も押さえることで、講義のポイントを効率よく理解するというトレーニングができた。
③Oral Presentations：PowerPointスライドを用いて、異なる教育バックグラウンドを持ったクラスメイトや先生に対して、わかりやすく、自分の意見を説明することが求められた。論理的なスライドの作成能力を向上させ、聴く人を引き付けるために必要なスキルとして、ボディーランゲージ、話す速さや強弱等を改善することができた。
④Reflection：大学や英語学校において、授業外でも自発的な学習態度が要求されるなか、自分の行動を記録し、反省し、どのような行動や日々の習慣が英語等の能力の向上につながるのかを、自分で考え、書き出す機会が与えられた。自分の学習姿勢を省みるとともに、Academic Englishの学習が主体であるこのコースにおいて、General English寄りの語彙力も向上が図れ、さらに正確な文法の使用や長文の作成能力の向上に役立った。
⑤Group projects：少人数でグループをつくり、各自分担して、一つのPowerPointスライドやポスター等を作成して発表した。様々なバックグラウンドを持ったクラスメイトと一緒に作業する過程で、コミュニケーション能力が向上したのと同時に、相互理解を深めることができた。


・クラスの雰囲気
クラスの全員が、大学への入学を前提として英語を学習していたため、学習意欲は高かった。シチュエーションに応じた文の作り方や単語の選び方など、他の生徒から得る新たな気づきや学びは多かった。


・国籍の割合
中国、ベトナム、日本、韓国、台湾の構成で、中国が多くを占めていた。中国人の話す英語の発音に引っ張られてしまうこともあり、クラスでの発音面の向上は、難しさを感じた。日本人は、自分を含めて二人だった。


・アクティビティ
学校にWellbeing Teamがおり、学校内での定期的なイベント（Aussie Trivia Quiz、カフェでの交流、映画鑑賞等）を企画したり、大学や学外でのイベント（Painting, Illumination, Whale Watching等）を周知したりしていた。大学や英語学校が、学習と学習外の時間（趣味、家族や友人と過ごす時間等）のバランスをとりながら、心身共に健康に生活することを積極的に推奨していたので、学習とアクティビティとの両方を充実させられる環境だと感じた。


・その他
先生は、とても親切で、授業中や授業後も丁寧に教えてくれた。また、授業はAcademic Englishの向上を目的としたものと、オーストラリア社会の理解、クラス内の異なる文化に対する相互理解を促すようなものとが、試みられていた。学校は、負荷の大きい試験や課題を与えた一方で、簡単なゲームやリクリエーション等を交えた授業も提供していた。

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