ミルナー・インターナショナル・カレッジ・オブ・イングリッシュ

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【体験談】ワーキングホリデー ローカルカフェ・ファームでの働き方

角屋 正憲さん 2017年3月23日


日本で就職後、自分の将来を考え、ワーキングホリデーでオーストラリアに飛び出した角屋正憲(Masanori Kadoya)さん。

ローカルカフェで働き、ファームジョブを終え、セカンドワーホリを取得、目標を設定して着実にご自身の道をつくっている角屋さん。そんな角屋さんに、ローカルカフェやファームのお仕事のお役立ち情報についてお話を伺いました。

ワーホリを決めた理由

大学卒業後にスーパーでの就職が決まって3年程働いていましたが、自分の将来の方向性を色々と考えて、一度海外に出てみようと思い立ちました。働いていたときに外国人を結構見かけることが多く、特にこれから先を考えた時に英語は最低限必要になるだろうと感じました。そして英語ができたほうが、人生が面白くなりそうだとも思い、ワーホリを決めました。

語学学校への通学

語学学校では、目標として、ローカルの仕事を見つけることができる英語力を最低限身に着けたいと思い、17週間ミルナー・インターナショナル・カレッジ・オブ・イングリッシュに通いました。

自分は特にリスニングが苦手で、クラスのレベルが変わると先生も変わり、話すスピードに最初はついていけませんでした。各レベルで、最初1ヵ月程慣れるまでに時間がかかったと思います。

ホームステイ先のホストが、たまたまオーストラリアに移住してきた人向けの英語コースの先生をしていることもあり、ホストとコミュニケーションを取ることはもちろん、ホストに教えてもらったウェブサイトとかも使って、リスニング強化を徹底していました。ミルナーの図書室もよく利用して、図書室の先生に勉強の相談をして、教材を紹介してもらったりして、授業以外での勉強にも力を入れていました。

語学学校で英語力を効率的に伸ばすには、どんな人と友達になるかが重要だと思います。留学の目的は人それぞれ違い、自分はしっかりと勉強したかったので、英語がうまい人、まじめに勉強をする人と仲良くするようにしていました。


ローカルでのお仕事探しステップ

ステップ1 レジュメ作成
仕事探しはまずはレジュメ作成から始まりますが、レジュメに決まった形がないので色々なレジュメを参考にして、見やすいものをつくるように心がけました。ミルナーの先生に、英語のミス等がないか確認をしてもらい、その時に、面接の時のことを考えて、面接で使えるの英語表現を聞いたりして、仕事探しに備えました。

ステップ2 ひたすら配る
エージェントの坂本さんに仕事探しについて聞いたところ「じゃ、とりあえず50枚配ってみようか。断られて当たり前だからめげずにがんばってね」とあっさり言われ、気になったお店にひたすらレジュメを配り歩きました。

ステップ3 めげずに配る
実際にレジュメを配ってみると、目の前でレジュメを捨てられたことがあったり、店長と面接ができて感触がよかったと思ったけど連絡が来ず、といったところもありました。レジュメを直接お店に配る、ということは初めての経験で、最初は緊張しましたが「断られて当たり前」と言われて、ある意味開き直って配ることができました。最終的に50枚配って返事が来たのはローカルのカフェ1件のみ、そこで仕事が決まりました。

ローカルカフェでのお仕事

ローカルのお仕事は、最初は英語が聞き取れないことに苦労しました。がやがやしている環境で指示を聞かなければならず、最初はかなり困りました。質問を聞き返したり、「こう理解しているけどあっている?」と聞いたりして、わからないなりにコミュニケーションを取る努力をしました。スタッフがとてもいい人たちで、だんだんゆっくりと短い英文で話してくれるようになり、英語面ではなんとかなるようになりました。

私のメインの仕事はお皿洗いで、オーストラリアの仕事のやり方は、皿洗いなら皿洗い、ウェイトレスならウェイトレス、役割がしっかりと決められていて、それ以上の仕事はあまりしようとしません。

言葉の面での不自由はありましたが、シェフやウェイトレス・ウェイターの動きを見て、仕事を効率化できるように色々と工夫をしました。単に皿洗いをするのではなくて、それぞれが動きやすくなるように意識して仕事をしていると、自然と評価があがっていくことを感じました。

セカンドワーホリを取るためにファームに行くとなった時、ファームが終わったら「戻ってきていいよ」と言われ、セカンドを取った今も同じカフェで働いています。


ファーム探でのお仕事

ファームの情報はGumtree等のサイトで探しましたが、最終的にFacebookの日本人のファームコミュニティで見つけることができました。

最初は、クイーンズランド州へ行って、イチゴファームでピッキングの仕事をしていました。近くにリゾート地の島があり、そこに滞在していました。リゾート地で環境は最高でしたが、仕事はずっとかがんがだ状態でイチゴを獲り続けるので、かなり腰にきました。

イチゴファームで1ヵ月程働いた後、西オーストラリア州で仕事がある、ということで移動してみたけど実際はあまり仕事がなくて、次はビクトリア州でアスパラの仕事を見つけて移動しました。

アスパラファームはチームを組んで、チームの収穫高によって給与が決まる歩合制でした。アスパラの収穫はあまりイメージができないかもしれませんが、手と腰に負担がかかる仕事で、だんだん右手の中指が曲がらなくなるのでかなりつらいです。


ファームジョブに役立つもの

ファームでの仕事で、自分が持っていて役立ったものを紹介します。

防虫ネット
ハエが多くて、ハエよけスプレーも売っていますが役に立ちません。顔をすっぽりと覆える防虫ネットが一番役に立ちました。

長靴
雨の日も収穫があったりするので、長靴があると便利です。ちょっと荷物になりますが、間違いなく日本の長靴のほうがクオリティが高いです。

レインコート上下
オーストラリアではポンチョタイプのものは売っていて、雨の日にポンチョを着て作業すると、下がびしょ濡れになります。上下のレインコートを持ってくると役に立ちます。

ジャージ
とにかく動きやすい服装がお勧め。

コルセット、アンメルツ、シップ系のもの
コルセットは腰痛対策、オーストラリアのものはサイズが大きくてぶかぶかでした。あとは普段使わない筋肉を使うので体のあちこちが痛くなり、でも作業を続けなければならいので、筋肉をケアするものがあると便利。

精神力
「セカンド取得のため!」と割り切ってやると、多少仕事がきつくても乗り越えられます。実際にやめる人も結構多くて、セカンドを目的にしている人たちは自分含めて、「あと何日!」とカウントしながらがんばっていました。休みの日はみんなで料理をしたりして、息抜きや楽しみの時間をつくって乗り切っていました。


セカンドワーホリ、その後

日本での生活はオーストラリアに比べて便利で快適だと思いますが、日本は個人というより集団の中で自分の位置が決まる部分があり、なんとなく個人としての息苦しさも感じることもありました。オーストラリアに来て、すごく個人そのものを見てくれる社会だと思いました。だから、今は色々な世界をみてみたい、という気持ちが強くなっていて、オーストラリアの後は他の国へ行くことも考えています。

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