アイエルエスシー(メルボルン校)

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【体験談】メルボルンでみつけた”動画撮影&編集”への道

澁谷 航平さん 2020年10月30日

2017年の10月にメルボルンにワーキングホリデーで渡航された澁谷さん。ワーキングホリデーのビザが切れた後は専門学校に通学しながら、将来へ繋がる経験を着々とされてきました。

私達も彼には動画撮影でたくさんお世話になり、素敵な作品をいっぱい作ってもらいました。

2020年11月には日本帰国されますが、ご自身の動画編集の経験そしてこの留学の期間で得たスキルを更に生かして、ご自身の新規ビジネスに力を入れていかれます。

最初から動画撮影がしたかったわけではなく、この留学での経験から将来の仕事を見つけた澁谷さん。

今回はそんな澁谷さんに、渡航のきっかけからメルボルンでの約3年間での経験、そして得たものや学びについてじっくりお話を伺いました! 

意外な渡航のきっかけ

もともとオーストラリアに来ようと思ったのは、その時付き合っていた彼女がメルボルンの大学に交換留学に来る予定だったので、それについてこようと思ったのが、そもそものきっかけでした。誰でも人生のきっかけはこんなひょんなことから始まります。(笑)

結局その彼女とは渡航する前に別れたので、特にこんなことをしたいという何か強い目標みたいなものを最初から持っていたかと言われれば、そうではないです。

ただ、渡航にあたって両親を説得するために、英語をしっかり勉強することを説明し、インターンシップが経験できる語学学校も選びました。

母親が留学のことを心配していたので、一度オーストラリア留学センターに電話しました。

現地スタッフと話したり、その後の返信がとても早かったことで安心出来たこともあり、無事留学を認めてもらえました。

オーストラリア留学センターとの繋がりもそこから始まりました!
※動画撮影の後でのランチ。撮影場所のTAFEのレストランにて

英語に対する想い&勉強法

英語はもともと好きでした。なので学生の頃から独自にも勉強していましたが、会話的な練習は日本で出来ていなかったので、メルボルンに来てからはカジュアルな場面での英語の上達は、会話の中で感じることも多くなりました。

語学学校はILSCメルボルンで12週間一般英語コースのクラスを取りました。

学校での授業は、相手の意見を聞いたり、発言したりするような授業スタイルなので、日本で受けた教育とは大分違うとは思います。

クラスメイトはみんな主張が激しいので、自分も手をあげないといけないという環境におかれたので、間違っていても自分でしっかり発言することの大切さに、気づくことができました。

英語向上の部分では外国人と会話するという部分は意識していましたが、それよりももっと重点をおいていたのが、自主学習です。

これは、日本で学生の時から実践していて、一日100単語の習得したり、日々得た単語をメモを取り単語帳を作ったり、英語の文型をしっかり頭に入れたりと、こつこつ地道に積み上げていました。また単語帳も単語だけでなく、フレーズとして即座に使えるようにして覚えるようにしました。

「一億人の英文法」という本はお気に入りで、ひたすら読みました。

自分でしっかり基礎作りをしてからアウトプッとするということを意識していたので、自主学習で習得した英語を実際の場で活かすようにしていました。

語学学校の友達を積極的に自分から誘ったりして、遊びに行ったり話したりしているうちに、実践的な英語も自然と身につきました。

師匠との出会い

僕がワーホリ後もメルボルンに残ることになったこと、そして今の仕事に興味を持てたことから今回のビジネスの立ち上げに至るまでは、”師匠”と呼んでいる方との出会いがあったからです。

語学学校の友達の知り合いの方に素敵な人がいると聞いて、紹介してもらったのが彼との初めての出会いでした。


彼はカフェやショップを経営し、WEB作製やそれにまつわる動画や写真撮影やマーケティングの経験もありました。まずは人柄や経験力に惹かれ、そして、彼の考え方やビジネスに興味を持ちました。出会ってから結構早い段階で一緒に働かせてほしいと伝えました。

最初はジュエリーショップの営業をさせてもらっていました。ジュエリーアーティストやショップオーナーに連絡を取り、彼らの作品を自分たちのショップにおかせてもらう為、営業として、個人のデザイナーに突撃したり、インスタでメッセージを送って交渉したりしました。

師匠はいちから教えてくれましたが、今まで考えたり、アイディアを出して働くという経験をしたことがなかったので、試行錯誤の連続でした。

メールの書き方から資料(パワポ)の作成、コミュニケーション、交渉力など、経験したことすべてにおいて、本当に学びでした。

動画撮影&編集との出会い


師匠はWEB作製や、自身のビジネス顧客の写真や動画を撮影したり編集したりする仕事もしていたので、そのお手伝いもさせてもらっていました。

日本にいる時は動画に全く興味はなかったのですが、関わっているうちに興味も湧いてきて、なにか新しいことを始めようと思った時に、カメラを買って、Youtubeを投稿し始めたのがそもそものきっかけです。

基本的には師匠や友達と組んで、3人でいつも動画を作っていました。

そこから表現することの楽しさを知ったので、機材を借りながら、師匠のお仕事の動画を撮り始め、その業界に興味も持つようになりました。

そんな時オーストラリア留学センターの社長さんとお会いする機会があり、「動画制作が出来る!」と伝えたところ、いくつかの学生さんの動画撮影をお願いしてもらえました。

実は、僕の1つめの記念すべき作品はオーストラリア留学センターのこの動画なんです!


自分の売り込みそして、人脈を広げることはとても大事!

動画を作る経験をもっと増やしたいと考えてからは、「私は動画が撮れます!」ということを、何処に行っても人に伝えるようにしていました。

そこから人伝いに紹介してもらったり、レストランのWebサイト用の写真を提供したらそこのWEB会社に気に入ってもらい仕事をもらったり、インスタに動画をのせていたらそこから依頼が来たり、という感じで、少しずつ仕事を増やし人脈が広がっていく中で、依頼がくるようになり、経験を積んでいきました。

また人脈作りという意味では、Youtubeは1年半で50本位あげていました。メルボルンに来ている留学生やワーホリの人たちにメルボルンの状況を伝えるような動画をメインに作っていました。

またその一環として、バーベキューなどを企画したりと、コミュニティーを広げて色々やっているうちに、留学生から社会人までいろんな分野で活躍している方と知り合いになり、そこからまたいろいろな縁が出来ました。

カフェでは、オープニングから参加

ジュエリーショップは結局閉店しその後、279という、おにぎりをメインに打ち出したカフェを師匠がオープンすることが決まり、オープニングから参加させてもらいました。

カフェを作るお手伝いからさせてもらい、壁にペンキや床にニス塗ったりなど、ほぼ3ヶ月間の改築を経て、オープンしてからはフロントスタッフ(ウェイター)として、ずっと働いています。

コロナウィルスでロックダウンが始まってから、インスタに何か楽しませる動画をあげようという話が出てきて、僕はその担当となり、動画コンテンツ作りを任されました。

最終的にはおむすびおみくじや、日本語で注文するための日本語学び動画をいくつか作りました。

企画書を提出して、コンテツをいちからつくって、動画編集まで全部自分で行いました。

日本語が全くできない人にとって、どういうものが喜ばれるか、わかりやすいか、見やすいか等、師匠にもアドバイスを受けながら試行錯誤しました。

特にインスタは、短い間にインパクトを残さないといけないので、文字の大きさや見せ方はとても重要になります。

こういったものを自分で任されて、頭を使って作り上げる経験ができたのは大きかったですし、自分の糧にもなりました!

またカフェではフロントスタッフとしても働かせてもらいました。比較的小さいカフェなので、固定客も多く、コミュニケーションは必要不可欠となります。

オーストラリアでよく使う言葉、「How are you?」や「Thank you」も以前は形式だけで使っていたんですが、これらの言葉はとても深い意味を持つし、相手にも本気でそう思っているかどうかが伝わるんだな、と感じました。なので、こういった言葉を使うときは、今はとても意識しています。

他にも接客では、周りに気を配ったり視野をひろげなければいけないことが大事ということも学びました。

大事にしている3つの言葉

メルボルンでの3年間を通して、いろいろな経験をして、自分がやりたいことを見つけられましたが、そんな中で、どんなときでも大切にしないといけないと強く感じた3つのことがあります。

・人想いになること
・損得を考えない
・感謝を忘れない

この3つはこれから日本で仕事をする時も忘れずにしていきたいな、と思いますし、そんなことを教えてくれたメルボルンで出会った様々な出会いに本当に感謝です!

今後の展望

11月初旬に帰国しますが、今後は東京ベースでシェアオフィスでの席を貸してもらって、そこで仕事をする予定をしています。

他の会社の方との共同スペースとはなりますが、自分の会社として仲間と立ち上げました。オフィスでは他の会社の方も働いていらっしゃるので、そこから学べることが出来るのも楽しみです。

すでにWEBサイトも立ち上げたので、今後は自分のビジネスを盛り上げるためのコンテンツ作りから入り、しばらくは顧客構築をしてビジネスを盛り上げていきたいと考えています。

スタッフより

ワーキングホリデーとして渡航した当初から知っている澁谷さん。動画撮影を通して、ほんとうにお世話になりました! 

今回新たにインタビューをしてみて、彼の成長や将来の展望を話しているキラキラした姿を見て、とても嬉しくなりました。

今後もたくさん動画を作っていかれると思いますので、気になる方は彼のインスタ、チェックしてみてください!

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