【体験談】英語学校を卒業後は映像技術を学ぶためにTAFE進学!
久枝 大寛さん 2019年5月3日
レクシス・イングリッシュ・パース校で英語を学ぶMasahiro Hisaedaさんの体験談です。今年の7月からは映像技術を学ぶ為、州立専門学校のTAFEに進学されます。
英語を学ぼうと思ったきかっけと、パースに留学を決めた理由
僕の父は歯学者で、アメリカのUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)で教授をしていました。僕が小学校の時に父は病で亡くなったのですが、この歳になり、そんな父に憧れと尊敬の念を抱くようになって、英語も堪能だった父のようになりたいと思い、語学留学に行く事を決意しました。そこで留学先を検討していた所、候補にオーストラリアが浮かびました。実は以前にオーストラリアのクイーンズランド州マッカイと松浦市が姉妹都市という事もあり、マッカイには2週間だけ留学をした事がありました。ただ、今回はマッカイではなく行った事がない場所に行きたいと思っていたので、父の知り合いの人たちにパースは都会すぎず、海も綺麗だから、落ち着いて勉強ができると勧められて、パースに導かれるように留学をする事になりました。
Scarborough beach Photo by Masahiro Hisaeda
レクシスパースでの英語学習
学校は僕の好きな海がすぐ側にある、レクシス・イングリッシュ・パース校に通っています。レクシスは夏になるとスイス人の学生がとても多く、その他南米からの学生もたくさん通っています。どの国の学生にも共通して言える事は、とてもフレンドリー!学校に入学をしてからは英語力を上げるために、とにかくたくさんの友達を作ろうと、色んな所にでかけ、たくさん友達を作る事を目標にしました。渡航したばかりは英語でのコミュニケーションもままならなかったのですが、以前はFACEBOOKの友達が300人程だったのが、卒業をする頃には1200人を超えていました。
現在はレクシスの一般英語コースのAdvanced(上級)レベルで勉強をしています。久ぶりの一般英語コースですが、クラスメートのレベルも高く、勉強になります。
レクシスではケンブリッジ英語検定のFCEコースをメインに受講しました。講師のGaby先生は特に厳しく、休憩時間を過ぎての入室は一切できなかったので、遅刻は絶対にしませんでした。クラスメートはブラジル、スイス、コロンビア、フランスからの生徒が主で、みんな仲が良かったです。
授業で一番苦手だったのは、ライティングです。英語でのライティングは決められた書き方があって、パラグラフの構成、言い回しなど、覚える事がたくさんありました。レクシスには授業外の放課後、週に2回GIL(Guided Individual Learning)という時間があって、個別で質問ができたり、ライティングの練習をさせてもらえる課外授業がありました。そこで、ライティングのトピックをもらってライティングの課題をして、講師に添削してもらいながら勉強をしましたが、毎回かなりの修正が入ってかえってきました。
一番得意だったのは、スピーキングの勉強です。ケンブリッジでのスピーキングの練習は3人一組で行い、2名が回答する人で、1人が試験官の役をしました。試験官にあたると、回答している人の間違いを指摘しないといけないので、集中しないとあっと言う間に回答時間が終わってしまいます。ケンブリッジコースでは、数回課外授業もありました。スカボローからシティに出てきて、Gabyが作ったクイズに回答しながらゴールを目指すというゲームをグループで行いました
学校外での生活
最初は英語力もなかったので、仕事を探すのにも苦労しました。そこでまずは安い時給で日本食レストランのキッチンハンドから始め、その後にチャイニーズレストランでの仕事を得て、今はスカボローにあるローカルのレストランバーで仕事をしています。ホールでグラスを集めたり、ウェイターの仕事をしたり、クリーニング作業も行うので、とても忙しいですが、前の仕事に比べてとても働きがいがあります。
また同僚はブラジル人とオーストラリア人ばかりで、日本人は僕一人なので、ネイティブ環境で英語が学べる事も日々励みになっています。今はそこでバーテンダーのポジションがもらえるように、頑張っています。そしてこの仕事で稼いだお金を貯めて、先日レクシスでできたスペイン人の友達Mikiに会いに、スペインを旅行する事もできました。
パースに来てから、本当に多趣味になりました。スカボローではサーフィンをよくやりますし、レクシスでできたブラジル人の友達にギターも教えてもらいました。それに西オーストラリアの色んな所へキャンプにも出かけます。
キャンプにでかけると、オーストラリアで見た風景を映像にして記録に残したいと思うようになり、それがきかっけで、独学でショートビデオの編集や作成をするようになりました。キャンプへ行くたびに思い出のフィルムを作って友達に見せてあげると、みんなが喜んでくれるので、それがまた創作意欲にも繋がります。今はオーストラリアの各地を巡っては、自作のショートビデオを作成しています。
今後の進路と目標
『沢山の経験をし、人として大きく強くなる事』これが僕の留学の目的です。この目的をこなす為には、仲間と過ごす時間は不可欠ですし、仲間と過ごす為には語学を磨かなければなりません。華やかなイメージの留学生活ですが、僕の語学は無から始まったので、初めの1ヶ月は本当に地獄でした。ですが、学校に通ううちに自然に仲間ができ、仲間と出掛けるようになり、自然と会話も増え、語学も少しずつ形になってきました。
今後の進路はレクシスを5月に卒業する予定ですが、7月からはTAFEのScreen and Media(Film & Television)に入学予定です。最初は父に憧れて決めた留学でしたが、パースに留学をして、そこで自分のやりたい事を見つける事ができました。次の目標は、TAFEで本格的に映像技術を学んで、将来の仕事に繋げる事です。海外は魅力的だし、世界は本当に広い。これからも自分のやりたい事を追求する為に、頑張って勉強をしたいと思います!