【体験談】癒されたオーストラリアの空、カメラ男子のブリスベン留学!
上講 啓(Mr Akira Kamiko)くんは、カメラ好き。カメラ片手に様々な景色を撮影しながら滞在をした、9ヶ月の休学留学。
「僕、留学前はすごくシャイだったんですけど、自分から話すことが出来るようになりました」と帰国前にお話をしてくれたAkiraくんの体験談です。
悔しい!から決意した長期留学
僕はもともと中学、高校生の時は英語が苦手科目でした。しかし、大学1回生の秋、ある縁がきっかけでパースに住む親戚のとこへ1週間ほど行きました。
そのときは”まったく”と言っていいほど英語が話せず、更には間違えことが怖く英語を話すこと自体が怖かったです。
その反面、それが悔しく、英語でコミュニケーションが取れたら”どれだけ楽しいだろうか”、そして確実に世界が広がると感じました。
また、オーストラリアの気候やゆったりした雰囲気にも惹かれました。
その後、留学をしようと決意し大学のプログラムでアメリカへ3週間行ったのですが、あっという間に終わり、ただただアメリカの雰囲気、文化を学んだだけで、英語を学べたかと言うとイエスとは言えませんでした。
オーストラリアにもう一回行きたいなとも考え、長期で留学をして英語に向き合おうと思ったのですが、大学のカリキュラムでは渡航先がアメリカやイギリスなどしかありませんでした。
そんな時、インターネットで検索をしているとオーストラリア留学センターに出会いました。
また、大学とは関係なく個人的に留学するものだったので大学4回生の1年間休学をすることにしました。
選んだのはLexis English!
僕はLexis Englishという語学学校を選びました。それはブリスベン、パース、バイロンベイ、ヌーサ、サンシャインコーストにも校舎があり無料で移動できること、あとはその時に学費のキャンペーンをしていたこともあります。
僕はその中でブリスベン校を選びました。特にこれがしたい!ということもなくただなんとなくブリスベンを選択しました。
前者にも述べましたが、バイロンベイやヌーサ、サンシャインコーストといった日本では無名な場所に学校があることも、それぞれの留学目的に合った選択ができると思います。
僕は36週間学校に通い途中で校舎を変えようと思いましたが、結局36週間ブリスベンに滞在しました。
一般英語コース〜ケンブリッジFCEコースを受講!
クラスに関してはIntermediateレベル(中級)から始まり、Upper-intermediateレベル(中上級)まで終え、ケンブリッジ英語検定FCEコースをそれぞれ12週間ずつ受講しました。
(合計36週間)
ケンブリッジ英語検定は日本ではまだまだ知名度が低いですが、世界的に見ればその資格があれば、中級レベルで英語が出来る証明になります。
僕も実際オーストラリアに留学しようと決めるまで知りませんでした。
●Intermediate(中級レベル)
人数や国籍は毎週月曜日に変わりますが、クラスメイトはだいたい12~15人
国籍:日本・韓国・コロンビア・ブラジル・サウジアラビア・ラオス・スペイン・イタリア
Intermediate(中級レベル)のクラスでは座学だけではなく学校の外に出かけ現地の人にインタビューしたり、ミュージアムにも行きました。
先生はとても明るく、いつも楽しく授業を受けることが出来ました。
●Upper Intermediate(中上級レベル)
このクラスも毎週月曜日に人数も国籍も変動がありますが、ヨーロッパからのクラスメイトが多かったです。
人数は最小の時が6名、最大で13.4名
国籍:日本・韓国・コロンビア・ブラジル・チリ・スペイン・チェコ・イタリア・ハンガリー
Upper Intermediate(中上級レベル)では学生のモチベーションがIntermediate(中級レベル)とは異なり、また生徒のレベルもグッと上がり単語のレベルも上がった気がしました。
クラスには日本人が少なく、とても刺激的な毎日を送ることができていました。
●ケンブリッジ英語検定FCEコース
12週間先生も生徒も変わらないクラスです。
人数は13名
国籍:日本4名・韓国2名・イタリア2名・コロンビア2名・チェコ・ブラジル・チリ
このクラスは初めから終わりまで同じ環境、検定対策の授業だったので生徒間の仲の深まり、授業はとても和やかな雰囲気の中行われ、週末には小旅行にも行きました。
クラスメイトのモチベーションは少しばらつきがあったかなと思いました。
それは最後に検定を受ける、受けないことを選ぶことができるためです。(これは学校によって違うらしく、必ず受けないといけない学校もあるそうです)
検定を受ける人は放課後に教室に残り、リスニングやスピーキングなどみんなで切磋琢磨しながら、勉強をしていました。
試験が近づくにつれて、みんなで”やばいね、やばいね。”なんか言っていたことも今となっては懐かしい思い出です。
この検定は英語の全項目である文法(Use of English)、読解(Rreading)、話す(Speaking)、 聞く(Listening)、書く(Writing)を学ぶことが出来るため、終わる頃には自分の英語力の伸びを実感できました。
留学のターニングポイント、サッカー大会!
留学期間中に、ブリスベン内の語学学校対抗のサッカー大会がありました。
僕は小中高大とサッカーをやっていて、日本から一応スパイクを持ってきていたので丁度良かったです!
僕にとってはこのサッカー大会が、この留学期間のターニングポイントだったなと思います。
やはり共通の趣味があることによって話も広がるし、幸いにもチームメイトには日本人が一人しかおらず、ここでの繋がりは英語を話すことに対してとても大きなものとなりました。
結果としては10チーム中3位で終わりましたが、このあとにあったパーティーでのみんなの酔っ払った姿は今でも忘れません。
これを期にチームメイトとフットサルの大会にも出場することが出来ました。
留学中にはたくさんのところへ足を運びました
この9ヶ月でたくさんのところに行きました。
ブリスベン近郊からゴールドコースト、ケアンズのグレートバリアリーフ、シドニー、ウルル、隠れ家的なヌーサやバイロンベイ、そしてニュージーランドへ。
グレートバリアリーフではスキューバダイビング、バイロンベイではスカイダイビング、ゴールドコーストではサーフィン、すべてのアクティビティが人生初めてでオーストラリアに行く前に作ったやりたいことリストのことができました!!
そしてたくさんの幻想的な景色に出会うことができました。日本の景色も好きですが特にオーストラリアの空に癒されました。
東海岸沿いは壮大な太平洋が広がっているので、眺めるだけで地球の大きさを体感できますよ。
僕が出会った絶景BEST3!
第3位・バイロンベイ
夜に灯台に行き、そこから星空を眺めたのですが、人生で見たこともない数の流れ星に出会いました。友達とみんなでキャーキャー言っていました(笑)。
その次の日、早朝4時に起きて朝日も見に行きました。
その日は雲が少なく、だんだんと空の色が変わり、眩しいほどに輝き昇ってくる太陽をじーっと静かに待っていました。心があられました。
第2位・ニュージーランド(クイーンズタウン・テカポ)
オーストラリアではないですが、日本から行くより確実に近いので1週間ホリデーを取って少し足を伸ばして南島へ行ってきました。
8月に行ったのですが季節は冬で、とても寒かったですがオーストラリアとは少し違った景色でした。
ニュージーランドには、たくさんの湖や雪をかぶった山々そして広大な土地に放たれた羊や牛、馬といった自然が広がっていました。
その中でもクイーンズタウンとテカポの景色は絶景でした。
残念なことに、テカポの星空鑑賞の日は見事に満月でしたが、それでも綺麗に見えました。もし月がなかったらどれだけ綺麗に見えたのか・・・と考えるともう一度行きたいと思っています。
第1位・ウルル
ここはオーストラリアでもっとも行きたかったところでもあったので、この景色を見たときは思わずあーっという声が漏れてしまいました。
平原が広がる中ウルルとカタジュタのみがニョキッと頭を出しており自然の凄さを実感しました。あんな大きな一枚岩、壮大すぎました。
留学で感じたこと、学んだこと
日本の大学だと10代後半から20代前半の人が多いですが、留学中には年齢もばらばらで多くの国籍の人に出会いました。
それぞれの国でそれぞれの文化や習慣があり、日本では当たり前のことが当たり前ではないことも多々ありました。
特に自分の意見を主張することです。
やはりなにか思ったら主張しなければならないと何も伝わらないし、何も理解してもらえないと感じました。
何が間違って何が正しいかなんて二の次で、発言することはものすごく大事だなと。
しかし、日本人特有の空気が読めるところや繊細な部分は誇れる部分であるとも感じました。
日本は世界的に見ても勤勉な国である反面、オーストラリアはのんびりと。全く逆でそれぞれ良い点はありますが、僕はオーストラリアのゆったりした雰囲気が好きでした。
日本に帰国して気づいたことは、みんな下や上を向くこともなくただただ時間に縛られて生活しているなと強く感じました。
たしかに1日の時間や”この時間まで。”と決められているのかもしれませんが、少しゆったりなるだけで他の景色も見えるもんだと思いました。
オージーなんて昼間から軒先でのんびりビールやワインを飲んでいるおじちゃんをたくさん見ました。
この光景を見るとほっこりした気分で平和だなと思いました。また、とてもフレンドリーなのもオージーらしさなのかもしれません。
あとは、学校で先生によっては授業中に単語を調べることさえも携帯を使うことを許してもらえないので電子辞書を持って行っていましたが、そのコンピューター何?という感じで聞かれたり、日本の文房具、特に最近話題の便利グッズにはびっくりしていました。
日本人の新しいものを開発する能力は素晴らしいなとも感じることが出来ました。
広島出身の一人として
僕は広島出身です。留学中に、新しく会う方に”広島のこと知っている?”と尋ねるとほぼ全員知っていると答えてくれました。
そして、世界で初めて原爆が落ちたところでしょ?と返答がありました。
昨年8月6日をオーストラリアで過ごしたのですが、日常と変わらず普通の日々が流れていました。
日本ではテレビで式典の模様が流れており、広島の小中学生はこの日が登校日にもなっています。
やはりひとつ国が変わればたくさんのことが変わるんだなと。しかし、広島というところで何が起こったのかを知っている人がたくさんいて少しほっとしました自分もいました。
今後について
9ヶ月の留学を終えて、まず英語力の伸びはもちろん感じていますが、特に世界に多くの友達ができ自分の価値観や考え方が変わったことが大きな収穫だったなと思います。
将来はその友達を訪ねて世界各国を旅行したいなと思います。また、長期で留学すると決めて本当によかったと思います。
やはり何かをするなら他の何かを犠牲にしなければならないし、今回の選択は絶対に将来何かに結びつくものだと思います。
もし留学に迷っている人がいたら、その一歩を踏み出す勇気を持って欲しいです。
絶対に後悔するものでのないし、僕自身何かをやるかやらないか迷ったら、とりあえずやってみるという考えにもオーストラリアでなりました。
よく言われますが、やらないで後悔するよりやって後悔したほうがいい。
僕も挑戦して失敗する部分は多々ありましたが、それよりも成長した部分の方が大きいと思います。やっぱり、長かったり高い階段を登った人にしか見えない景色があると思います。
僕はこれから大学に復学し、就職活動に向けて準備をしていく予定です。そして、英語も継続して勉強とはいいいませんが使っていきたいと思っています。
最後に、この留学で僕に関わってくださったオーストラリア留学センターの恵さんをはじめスタッフ、そして出会った仲間に感謝したいです。ありがとうございました。
スタッフより
とても礼儀正しく、しっかり者のAkiraさん。「シャイな自分を克服出来ました」と最後にオフィスでお話してくれたように、9ヶ月の間でたくさんの人に出会い、話して成長することが出来ました。
Akiraさんの今後のご活躍がとても楽しみです!