2016年7月27日

【体験授業】サウス・オーストラリアン・カレッジ・オブ・イングリッシュに行ってきました

最終更新日:

1987年創立のアデレードで最も歴史のある私立英語学校であるサウス・オーストラリアン・カレッジ・オブ・イングリッシュ(通称SACE,セイス)にて体験授業を受けてきました。


場所は当社アデレード支店から徒歩3分。町の中心地に位置しています。

今回は、「私が思うSACEの魅力」「体験授業の様子」をご案内しようと思います。

SACEの魅力

私が思うSACEの魅力は下記の3点です。

①コースが豊富
一般英語コースを取ってみても週30時間、25時間、20時間、17時間と用意されています。その他IELTS、Cambrige、英語+ビジネスはもちろん、英語+就労体験、英語+ボランティア、さらには英語+テニス、英語+ゴルフ、英語の先生になるためのCELTAやTESOLまで提供されています。
また、アデレード、ウィットサンデー、ホバート、メルボルンにもキャンパスを構えておりますので都市を移動しての就学も可能ですよ。

②フリーレッスンの機会
SACEは英語の先生になるためのCELTAやTESOL(英語教授法)のコースを持っていますので、これらのコースの受講生が教育実習としてフリーレッスンを開講してくれていることもあるのです。私が学校見学に行っている時にもちょうど開講していました。クラス開講中は通常の授業が終わってからも毎日2時間フリーレッスンがあり、そこで新たな友達ができるので実際に通っている生徒さんたちにも好評のようでした。


③豊富な選択授業
一般英語コースも決められた授業をこなしていくだけではなく、幅広い選択授業が用意されています。例えば週25時間コースの場合、月曜と水曜に1つ、火曜と木曜に1つの計2つの選択授業を下記の中から選ぶことができます。
・アカデミック英語
・ビジネス英語
・オーストラリアスタディー
・ライティング
・会話と発音
・語彙
・ホスピタリティ、ツーリズム英語
・IELTS対策
・TOEIC対策(アデレードで唯一TOEICのテストセンターになっています)
※生徒さんの集まり具合により必ず全ての授業や選択クラスが開講されているというわけではありません

体験授業の様子

校舎の外観は歴史を感じる素敵な作りです。


今回は中級の上レベルの一般英語コースに参加させていただきました。16名中日本人の生徒さんは2名です。
今回の授業の流れです。
1、昨日の宿題チェック
隣の人とペアになって答え合わせをして後ほど発表します。

2、テキストでレッスンの内容チェック
本日のテーマは仮定法です。仮定法の時制を正しく使いながら下記の相談に教育委員会としてどのようにアドバイスするべきかという内容でした。


3、ペアワーク
テキストのレターを読んで、この人に対して2つのアドバイスを仮定法を使いながら作成します。


4、グループワーク
4ペアで集まり、グループとして最終的な1つのアドバイスを決めます。

韓国人、台湾人、日本人のチームが「もし最新の教授法を身につけたり、他の先生に話を聞いたりして、レッスン内容を向上さたら、生徒もそれに答えてくれて失われた尊敬を取り戻せるんじゃないかな」というと、コロンビア人、ブラジル人たちが一斉に「何言ってるの⁉ つまらない仕事なら辞めてしまおうよー、あと数年したら年金もらえる年齢でしょー」って反論となりそこからアジアチーム、ラテンチーム両者ゆずらず白熱したディベートになりました‼

イタリア人が仲裁に入ってくれて「とりあえず1年間だけ休職してリフレッシュしてから教員に戻りたければ戻るし、他のことがやりたければ好きなことをしたら良い。まずは自分を見つめ直す時間を作る」ってことで結論となりましたが、国による考え方の違いも顕著に表れて面白いですね‼

グループトークの中でも、仮定法の時制が間違っていると先生からすぐに指摘が飛んできます。みんな口々に話しているのに聖徳太子のようにいろんな人の話を聞き分けているようでした‼︎

5、テキストで語彙力強化
動詞から名詞、名詞から動詞に形を変化させたり、Suffix(接尾語のこと、-able等)やPrefix(接頭語のこと、Re-等)を学び、効率よく語彙強化ができるように工夫されていました。


ここまでで2時間。交流をしっかり取りながらも脳みそフル回転の授業でしたよ。

体験授業を受けてみて

最後に体験授業の感想です。
・正確性をしっかり見てくれる
今回のクラス中級の上レベルだと、皆自力でコミュニケーションは取れます。その使っている英語が文法や単語のニュアンスまで正確かは限らないのですが、詳細が間違っていようが、言いたいことは言えるようになるレベルです。でも、クラスでは英語の正確性をきっちり見られました。

日常生活では間違っていても意味が分かれば会話が進んでいきますし、誰も指摘や修正してくれません。やっぱり学校はその点厳しくしっかり見てくれるところが大変嬉しいです。


・辞書を多用する
先生がクラスに入るときにキャリーケースを持って来ていたのですが中には大量の辞書が入っていました。

クラスでこんなことがありました。
「Stockってどんな意味?」と先生が聞くと生徒が口々に発言します。Stockはいろんな意味がありますが今回の話の流れで「株式」という意味を答えたい生徒さんが「お金を出して購入して、またお金のリターンが期待できるもの」と答えると先生は「ならチキンStock(固形のスープの素)を買って、お釣りが返ってくるからお金のリターンもある。つまりStockはブイヨンって意味ね」というのです。

確かにブイヨンという意味もあるのですが、今回は株式と言いたいところです。結局正確な意味を伝えられずに「それじゃ、正しい定義を辞書で引いて発表してみて」となりました。こうして、正しく話す力が身につくのです。


・授業スタイル
日本で仮定法を学んだとき、仮定法を口に出して使う機会はありませんでした。あったとしても例文を全員で読むだけです。SACEでは日本みたいに静かに授業を受けて練習問題をやって、宿題をカリカリ解いて、という英語教育とは全く違う、実践練習に重きを置いた時間を過ごせました。
先生が何か問題を出すと皆元気に口々に答えていきます。この自由に発言する雰囲気って最初は日本人には慣れないかもしれないですが、この環境の中で揉まれて悩んで、それから自己改革があり「間違ってでも良いからとにかく何か発言する積極性」を身につけることができると思いますし、それは海外の授業では実は英語力と同じくらい大切なスキルかと思います。




ご希望予算と期間に合わせてプラン作成しますので、サウス・オーストラリアン・カレッジ・オブ・イングリッシュへ興味を持たれた方は是非下記フォームよりお問い合わせくださいませ。