まずはコレがないと始まらない

パスポートを取得する

パスポートとは?



オーストラリア留学にかかわらず、日本を出国するためにはパスポート(旅券)が必要です。パスポートは、海外生活においては、日本人であることを証明する唯一の書類であり、もっとも大切な書類(身分証明)と言ってよいでしょう。また、オーストラリアへ渡航するためには、査証(ビザ)もしくは電子入国許可(ETA)の取得が必須ですが、これらの申請にもパスポートは必要になります。つまり、留学を決意してもパスポートがなければオーストラリアへ出発することができませんから、留学を決意したら、まずパスポートを取得しましょう。

すでにパスポートをお持ちの方も、残存有効期限を確認しておきましょう。パスポートの切替は、原則残存有効期限が1年未満になったら手続きが可能です。パスポートの残存有効期限が1年以上でも、留学期間が現在持っているパスポートの残存有効期限を超えるなど特段の事情がある場合は、更新できる場合があります。その場合は、事前に各都道府県旅券事務所にお問い合わせください。

パスポートはオーストラリア滞在中に事件に巻き込まれた場合なども、必要に応じて呈示を求められることがあります。日本人はとかく若く見られる傾向にあるので、年齢制限のあるお店(パブなどの酒場)やタバコの購入などにも公的身分証としてパスポートも利用されます。

パスポートの申請・切替方法(日本国内)

紙の申請書による窓口申請・切替

2024年11月現在、一部の都道府県のパスポートセンターを除いて、新規申請は紙の申請書による窓口申請となっています。また、マイナンバーカードをお持ちでない方は、切替の場合も紙の申請書による手続きが必要です。

パスポートの申請・切替に必要なのは、以下のものです。パスポートに関する最新の情報は、外務省の紙の申請書による窓口申請のページに掲載されていますから、参考にしてください。

必要なもの
必要書類 注意点
一般旅券発給申請書 申請用紙は、ダウンロードもしくはパスポートセンターや市区町村役場に置いてあるものを利用できます。未成年者の申請には、合わせて親権者か後見人の同意が必要です。
本籍の記載がある住民票 申請日前6ヶ月以内に作成されたもの(住民基本台帳ネットワークシステムの運用を開始した都道府県の申請窓口で申請をされる方は、原則必要ありません)。
戸籍謄本(全部事項証明書) 切替の場合で記載事項に変更がない場合は不要です。6か月以内。原則、本籍地の市区町村の役所で発行されますが、2024年3月1日以降は本人であれば最寄りの市区町村役場の窓口で取得可能です。
顔写真 申請日前6ヶ月以内に撮影された、縦4.5cm×横3.5cmの縁なしで、無背景(薄い色)の写真。
本人確認書類 運転免許証、マイナンバーカードなど
旅券(パスポート) 有効期限切れの旅券(あれば)または有効旅券(切替の場合)
上記の書類を全て揃えて、住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口で申請します。各都道府県の申請窓口はこちらから確認できます。パスポートの申請から受領までに申請から受領までに、最短で6日間(土・日・休日を除いて)です。余裕をもって申請・取得しましょう。受け取りの際は、申請の時に渡された受理票と手数料(未納付の場合)を準備して、必ず本人が出向いてください。

日本国内からオンライン申請する

2023年3月27日から切替申請はマイナポータルを利用してオンライン申請できるようになりました。一部の地域では同様に新規申請も可能です。なお。受け取りは指定したパスポートセンターの窓口へ行く必要があります。

15歳未満の未成年のオンライン申請については代理提出が必要です。また15歳、16歳、17歳の本人によるオンライン申請の場合、法定代理人(親権者)の同意書の提出が必要です。パスポートに関する最新の情報は、外務省の国内からオンライン申請するのページに掲載されていますから、参考にしてください。

必要なもの
必要書類 注意点
マイナンバーカード 署名用電子証明書用パスワードの6~16桁が必要です。
マイナポータルアプリ
スマートフォン マイナポータルアプリ対応
戸籍謄本(全部事項証明書) 切替の場合で記載事項に変更がない場合は不要です。6か月以内。原則、本籍地の市区町村の役所で発行されますが、2024年3月1日以降は本人であれば最寄りの市区町村役場の窓口で取得可能です。
旅券(パスポート) 有効旅券(切替の場合)
受け取りの際は、申請状況が表示できるスマートフォンと手数料(未納付の場合)を準備して、必ず本人が出向いてください。

パスポート(旅券)発給申請の手数料(日本国内)

パスポートを申請するには申請費用が必要です。こちらの申請費用は、現金で支払うことはできませんので、必要額の収入証紙及び収入印紙を受領証に貼付して、申請時に支払います。一部クレジットカードでのオンライン納付が可能な都道府県もありますので、各都道府県のパスポートセンターへご確認ください。
10年旅券 16,000円(収入印紙 14,000円+都道府県収入証紙 2,000円)
5年旅券 11,000円(収入印紙 9,000円+都道府県収入証紙 2,000円)
5年旅券(12歳未満) 6,000円(収入印紙 4,000円+都道府県収入証紙 2,000円)
※2024年11月現在。2025年3月24日より変更になる予定です。
※オーストラリア国内で申請する場合はオーストラリアドルでの支払いとなります。2024年度の手数料および支払方法についてはこちらをご確認ください。

5年と10年の有効期限

パスポートには、5年有効のものと10年有効のもの2種類があります。未成年者は5年有効のものしか取得できません。また、現在ではICチップを内臓している旅券が一般的になっています。このICチップには、所持者の身分事項と写真を電磁的に記録したものが組み込まれていますので、強い衝撃や、高温・磁気の強い場所等に保管すると読み取りに異常をきたす場合があるので保管、持ち歩きには充分に注意しましょう。

海外滞在中にパスポートの有効期間が切れる場合

もしもオーストラリア滞在中にパスポートの有効期間が切れる場合は、オーストラリアの各都市にある日本大使館・総領事館または領事事務所で、パスポートの切替申請を行ないましょう。総領事館などがない都市でも領事出張サービスを利用できる場合があります。日程・可能な手続き等は各総領事館等のウェブサイトにてご確認ください。

紙の申請書による切替

パスポートの切替に必要なのは、以下のものです。パスポートに関する最新の情報は、外務省の紙の申請書による窓口申請のページに掲載されていますから、参考にしてください。

必要なもの
必要書類 注意点
一般旅券発給申請書 申請用紙は、ダウンロードできます。未成年者の申請には、合わせて親権者か後見人の同意が必要です。
戸籍謄本(全部事項証明書) 切替の場合で記載事項に変更がない場合は不要です。6か月以内。原則、本籍地の市区町村の役所で発行されますが、2024年3月1日以降は本人であれば最寄りの市区町村役場の窓口で取得可能です。
顔写真 申請日前6ヶ月以内に撮影された、縦4.5cm×横3.5cmの縁なしで、無背景(薄い色)の写真。
本人確認書類および滞在資格確認書類 有効旅券・VEVOを印刷したものなど
旅券(パスポート) 有効期限切れの旅券(あれば)または有効旅券(切替の場合)
上記の書類を全て揃えて、総領事館などのパスポート申請窓口で申請します。受け取りの際は、申請の時に渡された受理票と手数料を準備して、必ず本人が出向いてください。

日本国外からオンライン申請する

2023年3月27日から海外在留邦人を対象に、オンライン在留届を登録している場合は、オンライン申請できるようになりました。

未成年に関する情報及びパスポートに関する最新の情報は、外務省の国外からオンライン申請するのページに掲載されていますから、参考にしてください。

必要なもの
必要書類 注意点
オンライン在留届への登録 オンライン在留届(ORRネット)
パスポート申請(海外在留邦人用)アプリ
スマートフォン カメラ付き、NFC対応
戸籍謄本(全部事項証明書) 切替の場合で記載事項に変更がない場合は不要です。6か月以内。原則、本籍地の市区町村の役所で発行されますが、2024年3月1日以降は本人であれば最寄りの市区町村役場の窓口で取得可能です。
旅券(パスポート) 有効旅券
※発給審査等により追加的に関係書類等の提出をお願いされることがあります。

受け取りの際は、申請の時に渡された受理票と手数料を準備して、必ず本人が出向いてください。

※この情報は2024年11月15日現在のものです。外務省・在オーストラリア大使館からの更新情報を合わせてご確認ください。
※2025年3月下旬より、日本国内での新規申請についても、すべての都道府県でオンライン申請が可能となる予定です。また、2025年3月24日以降、偽造防止対策強化のため発給にかかる日数がこれまでより長くなる見込みですので、ご注意ください。(参考:「旅券(パスポート)の利便性向上と偽変造対策強化等の取組について 」)
※オーストラリア留学センターではパスポートの申請・更新のお手伝いやビザについてのご相談は受け付けておりません。パスポートについてご不明の点は各都道府県旅券事務所・日本国大使館・総領事館または領事事務所、ビザについては移民弁護士へご相談ください。