2019年5月3日

失敗談から学ぶ!後悔しない留学のコツ

最終更新日:

期待と不安を胸に、オーストラリアへ渡航する留学生。

いざ現地生活を始めると、様々な場面で「想像と違った!」「もっとこうすればよかったかも…」と感じる瞬間があるのではと思います。そこで今回は、現地でありがちな“失敗エピソード“と共に、弊社からのアドバイスをご紹介します!

学校選び編


【国籍割合】

日本人は少なかったけど、アジア系が多くヨーロッパや南米の学生は少なかった
多国籍な学校というイメージだったけど、初級クラスには日本人が多かった

アドバイス①時期別の国籍割合をチェック!
多くの語学学校は毎週入学日があるので、国籍割合も毎週変わります。さらに時期によっても、国籍に偏りがみられることもあります。語学学校の多くは月ごとの国籍割合を算出していますので、自分の渡航時期の国籍が気になる方は、前年の同時期の割合をチェックしてみましょう。

アドバイス②全体の国籍割合=1クラスの国籍割合ではない!
学校情報を調べていると「日本人率●%」という記載を目にすると思いますが、これはあくまで初級から上級の全ての在校生の平均値のこと。一般的に日本を含むアジア系の学生は初級〜中級レベルのクラスに多く集まり、ヨーロッパや南米の学生は中級レベル以上に多く集まる傾向があることを頭に入れておきましょう。



【誤った学校選び】

安いという理由で某語学学校を選んだが、遅刻/途中退室は当たり前、授業中にも関わらず母国語で話すので勉強に集中できなかった。もう少し落ち着いた雰囲気の学校の方が自分には合っていたと思う
アルバイトに生かせるような会話力を伸ばしたいと思い語学学校に入学したが、文法やエッセイを書く授業が多すぎて、自分の希望とは違った

アドバイス①自分の目的をはっきりさせる
自分に合っている語学学校を探すためには、まずは「自分が語学学校に通学してなにをしたいか」という目的を決めていただくと良いです。”ケンブリッジ検定を取りたい””ワーキングホリデーで、ローカルのカフェで働きたい”などなんでも構いません。目的が決まると、学校の候補も絞ることができます。

アドバイス②良いところだけではなく、マイナスな部分も聞いてみる
気になる学校については、良いところだけではなくマイナスな部分も調べましょう。エージェントに、過去の留学生からのネガティブなフィードバックはないか、留学カウンセラーの視点からその学校の改善点がないかなどを聞いてみてください。良いところ・そうでないところを両方知った上で、語学学校を決めていきましょう。

アドバイス③信頼できる情報は現地エージェントから得よう
現地で各語学学校と連絡を取り、日々留学生からフィードバックをもらっているエージェントは、正確かつ最新の学校情報をを沢山持っています。その情報を元に、自分に合った学校を紹介してもらいましょう。

留学準備編


【荷物】

重量オーバーしながら重い荷物を持って来たれど、意外とこっちになんでも売っていた
真夏だからとタンクトップ&短パンで学校に行ったら、学校の中がとっても寒い
オーストラリアは年中暖かいと思い冬服を持って来なかったが、私が留学した地域は冬はとても寒かったので、着るものがなく困った

アドバイス①荷物は1人で無理なく運べる程度におさめる!
多くの留学生は、最初の1ヶ月程度はホームステイや学生寮に入居して、その後はシェアハウスに移動します。また、その後もファームに行ったり都市移動をしたりと、留学中は何かと引っ越しが多いのです!なので、日本から持ってくる荷物の量は1人で運べる量・スーツケース1個+リュック1個程度に収めることをお勧めします。

アドバイス②渡航する都市の気候をしっかりチェック
インターネットで検索して、現地の気温などをチェックしましょう。また、インスタグラムで現地に滞在している人の服装を観察することで、必要な服装などを確認することもできますよ!弊社のインスタもぜひご参考に。学校の教室は驚くくらいエアコンが効いているので、夏でも羽織りものは大事です。

荷物については、下記の特集ページもご参考ください。
オーストラリア持ち物リスト

【英語の勉強】

もうちょっとボキャブラリー増やしておけばよかった。語学学校の授業で、文法がわかってても、単語がわからなかった。いちいち辞書で調べる時間がもったいなく、大事なレッスンを聞き逃してしまうので、単語力が大事だなと思った
来る前にもうちょっと英語の勉強をして、初級ではなく初中級クラスからスタートすれば、卒業までにもっと上のクラスに行くことができたと思う

アドバイス①中学校3年生までの文法を徹底的に復習
日常生活でいきなり難しい文法が使われることはありません。学んだことのない高度な文法を勉強するのではなく、まずは中学校3年生までの基礎的な文法を、徹底的に頭の中に入れましょう。1つの文法を勉強したら、それを使って例文を作ってみてください。”学んだことを使う”クセをつけるのは大切です。

アドバイス②オンライン/SNSを使い、現地で使われる単語を学ぼう
日本人留学生は英単語力(ボキャブラリー)が少ないと言われていますので、単語の勉強は大切です。日本で販売されている単語帳も悪くありませんが、現地オーストラリアのニュースサイトやSNSで実際に使われている単語をチェックするというのも効果的です。

お金編


【現地での生活費】

留学がスタートしてから予想以上に出費が多く、アルバイトを始める前に生活費が尽きてしまい、親に送金してもらった
生活費がカツカツだったので、学校の友達と遊びに行ったりすることができず、結果あまり友達が増えなかった

アドバイス①:最初の3ヶ月分の生活費は多めに用意しておこう!
入国して1~2ヶ月は、生活用品を揃えたりシェアハウスの保証金などを払ったりするので、出費が多くなります。また、すぐアルバイトを始めるのも現実的ではありません。なので、最初の3ヶ月分の生活費は多めに用意して留学スタートしましょう。結果的に節約ができたのであれば、余ったお金を旅行や、帰国後の貯金に回せば良いので、多めに用意して損をすることはありません。

アドバイス②:コンビニを使わない生活
日本で生活をしているとコンビニを利用することが多いと思います。ただ、オーストラリアのコンビニは物凄く高い上、品揃えも残念です。(スーパーより3〜4倍の値段)お買い物は小さいものでもスーパーを利用するようにしましょう。


【お金のトラブル】

生活費(現金)を部屋に置いておいたら、盗まれていた。シェアハウスは友人などの出入りも激しく、犯人が特定できなかった
バスを待っていたら地元の人ににフレンドリーに話しかけられて、会話に夢中になっていたらベンチに置いていたバックから財布が抜かれていた

アドバイス:カード/ネットバンキングを駆使してキャッシュレス生活
オーストラリアはキャッシュレス社会なので、メジャーなスーパーやレストランでは、銀行のキャッシュカードを機械にかざして買い物ができますので、入国をしたら早めに銀行を開設して、現金をあまり持ち歩かない生活を始めましょう。また、家賃の支払いなども現金ではなく、インターネットバンキングを使ってオンラインでお金を移すことをお勧めします。

住まい編


【ホームステイ/学生寮】

ホームステイ先のルール(門限、シャワーの時間など)が厳しい。さらに家が遠く、最終バスが午後6時で終わってしまうので、友達と食事にも行けない
学生寮のルームメイトがパーティ好きで、毎晩部屋で騒いでいて眠れない。そして部屋の使い方が汚い

アドバイス①各滞在方法のメリット/デメリットを理解しよう
ホームステイや学生寮での生活のメリット/デメリット理解した上で、どちらのライフスタイルがご自身に合っているかを決めてください。デメリットを事前に理解した上でその滞在方法を選べば、現地到着後にショックを受けることも少ないでしょう。

アドバイス②日本の感覚=世界共通でないことを知っておく
他国籍の人との共同生活では、文化の違いに驚かされたり、想像してないことが起きることもあります。例えば、日本では洗濯を毎日~数日おきにするのが一般的ですが、他国では1週間にまとめてやるのが一般的なところもあります。国によって感じ方・捉え方が違うことを理解して、心を広く持って生活をすることが大切です。


【シェアハウス】

見学にいかず、渡航前に契約してしまい、実際入居してみると、ウェブサイト上の案内と違った
シェアハウスの契約時に、家賃やボンド(保証金)など支払いのこと、家のルールなどをちゃんと話し合わず、退去する時に揉めた

アドバイス①必ず、見学に行ってから契約すること!
トラブルを避けるためにも、物件を決める前に必ず見学に行きましょう。そのためには最初の1ヶ月程度は学校手配の滞在先へ滞在するか、短期でホテル/Airbnbで短期滞在をするなどして、その間にシェアハウスを見にいきましょう。

アドバイス②支払いやルールについては契約書を書いてもらおう!
退去時に「契約の時にそう説明しました」と言われても、口で言った言わないのやり取りでは埒があきません。支払いは毎週なのか毎月なのか、週のレントには何が含まれているのか、ボンドはどの条件を満たせば返金されるのか、など条件やルールを書き出してもらいましょう。

住まいについては、下記の特集ページもご参考ください。
オーストラリア留学中の滞在形式

アルバイト編


どんなところでも良いと思いとりあえず受かったお店は、時給が最低賃金以下で、労働環境がとても悪かった
学校の近くでバイトを探していたが、全く見つからなかった

アドバイス①:アルバイトを探す・決める前に、情報収集をしよう!
面接では感じがよかったけれど、実際はお給料をちゃんと払っていない・店長が嫌がらせをしてくる・ビザの労働制限があるのにそれ以上働くことを要求されるなど、労働条件が悪い環境の職場も残念ながらあります。目の前の仕事にすぐ飛びつくのではなく、周辺調査をしっかりしてからアルバイト先を決めましょう。

アドバイス②:中心地にこだわらない仕事探し
学校・住まい・職場が1つのエリアにあると、交通費もかからず便利ですよね。ただ、それは他の留学生にとっても同じなので、語学学校がある市内中心地で仕事を探すのは難易度が高いです。なかなかアルバイトが見つからない時は、中心地以外の場所にも目を向けて探してみましょう。郊外のお店は求人に困っていることもあり、時給が良かったり帰りは家まで送ってくれるなど、家から遠くてもサポートしてくれるところもあります。

現地生活編


【友達作り】

オーストラリアに留学しているのに、現地の友達が一人もいない
語学学校卒業後は新しい友達との出会いがなく、仕事と家の往復ばかりになってしまった

アドバイス:趣味を通して現地の知り合いを作ろう
オーストラリアでは各都市で、様々なコミュニティがあるので、興味のあるものに参加してみましょう!例えばゴールドコーストではActive and Health Programがあり、ランニングやヨガなどを地元の人と一緒に行うことができます。
またスポーツをやっている方は、ぜひ地元のスポーツチームに参加をしてみては!

【うまく行かない留学生活】

英語でのコミュニケーションが取れないので、友達作りも、シェアハウス探しも、アルバイト探しも全然うまくいかない
日本のカフェでバリスタをしていて技術があるのに、オーストラリアでカフェに履歴書を出しても”英語力”を理由にかなり断られてしまった。心が折れて、今はあまり英語を使わないジャパレスで働いている
日本人とは一切話さず外国人の友達をたくさん作ろう!と思ってきたけれど、いざ生活が始まってみると英語で話しかける自信がなく、結局日本人同士で固まってしまった

アドバイス:英語力を身につけよう
現地に来て思った通りの留学生活にならない場合、その多くの問題の解決方法は「英語力」が握っています。
オーストラリアは「英語」の国ですから、何をするにも英語の壁が存在します。もちろん最初から英語ができる必要はありませんが、語学学校に通学して英語でのコミュニケーション力を高めていくことで、留学生活でできることの幅が広がっていきます。また語学学校が必要か?という点について、

「ローカルでアルバイトすれば英語が伸びるだろう」
「ネイティブの友達を作って英語を教えてもらえば大丈夫」

とお考えの方もいると思いますが、現実的には英語力がなければローカルでのアルバイトは見つかりませんし、ネイティブの友達もできません。

英語圏に留学をしても英語ができなければ日本人の輪で日本語を話して生活することになってしまうので、しっかり語学学校へ通学し、英語を学んで使う環境に身を置くことが大切です。

貴重な留学生活、後悔しないようにしよう!


上記では様々な事例をご紹介しましたが、上記をまとめると
    ・何事においても正しい情報を持っておく
    ・現地で困ったときに相談できる場所がある
    ・英語力を身に着けること

というのが大切なポイントかと思います。

オーストラリア留学センターでは、オーストラリア現地6支店から常に最新の情報を発信しており、語学学校や滞在先の手配を行なっております。また現地に到着後も現地生活サポートを通して、生活に必要な情報やアルバイトやシェアハウス探しのアドバイスもお伝えしています。留学生のみなさんがオーストラリア生活で目的を達成し、有意義な留学生活を送っていただけるように、日々励んでいます。

“海外留学”という貴重な経験を無駄にしないためにも、上記の失敗談を参考にしていただきながら、悔いの残らない留学生活を送りましょう!