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オーストラリアの語学学校には、日本人担当者が在籍する学校とそうではない学校があります。実際日本人担当者は学校で何をされているのか?分からないものですよね。
そこで、これからブリスベンで勤務する日本人担当者を訪問し、現地で学生をサポートしている担当者からみた日本人学生特有の悩みや学校のお勧めポイント、ブリスベンの良さについてお話聞き、それらをご紹介していきたいと思います!
初回の第一回目は、オーストラリアだけでなくカナダ、アメリカ、インドにキャンパスを所有するアイエルエスシー・オーストラリア (ブリスベン校)です。オーストラリアには、ブリスベンとシドニーにキャンパスがあります。
(ブリスベンキャンパスは、Level 1 232 Adelaide Street Brisbaneにあります。)
同校の日本人担当者は、笑顔が素敵なAnnuさん!
そんなAnnuさんにお話を聞いて来ました。
学校生活の話から、学習面、お仕事探し、人生相談等全ての相談に乗っています(笑)同校の学生さんは、長期(約1年間)の方が多いので、過去の学生さんのデータを参考にして、今後のプランをアドバイスしています。また、Facebookで卒業生グループを作成し、たまに日本でILSC同窓会を催すこともあります。
あともう少し勉強したいけどビザが足りない
あと2ヶ月あればケンブリッジFCEのクラスが取れたのに・・ビザが切れてしまう!!ですね。
このような状況になってしまったら、学校を延長してビザを延長するしかありません。
渡航後このような状況を防ぐために、1~2ヶ月の就学期間短縮は渡航前に可能です。中学英語、高校英語の復習をすることで、最初の1~2ヶ月の「あーこの単語聞いたことあるけど、なんだっけなーー。。。」という時間を省けます。出発前に時間がある人は同じドリルを3回やってきてください。
①クラスの中で意見を述べられないことが多い。
常にwhat do you think?(あなたはどう思う?) How about you?(あなたはどう?) と聞かれて、自分より英語レベルが低い他の国籍の学生は答えられているのに、自分は答えられなくて困っています。特に日本のことについて聞かれ、答えられないことが多くて恥ずかしい思いをしています。
この問題を解決するには、ポイントは3つです!
1.恥ずかしいという意識を出来るだけ克服すること!
→ILSCでは、的外れなことを言っても恥をかかされることはないし、風変わりな意見も笑われることはありません。多少文法や発音がおかしくても怒られることはありません。その部分は先生がしっかりコントロールしますので安心して堂々と話してください。
2.何かを質問された際に、“自分”の意見を持つ習慣をつけること!
→むしろ無難な意見や「xxさんと同じ意見です」はつまらないと思われることがあります。まずは色々ことに興味を持って(自分が興味のなかったことも含め)、あえて人が思いつかないような視点を持てると良いかと思います。
3.日本の事を知ること!
→よく言われていることですが、留学前に日本の事を知っておくことも大事です。その際には、ただ事実やデータを覚えるだけではなく、なぜそうなのか、自分はどう思うのか、というところまで掘り下げると、対等な会話が成り立ちますし、話もどんどん弾みます。
この問題を解決するための学生さんにお勧めしている授業はこちら↓
English Through Brisbane | ブリスベンの歴史や地理、あまり知られていない公共サービス等を学びます。 〈受講可能レベル:B3〜(初中級レベル)〉 |
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Assertiveness Skills | 自分の意見を言う練習や丁寧な表現を学びます。 〈受講可能レベル:B3〜(初中級レベル)〉 |
Debate | チームに分かれて、議論のテクニックを勉強します。 〈受講可能レベル:I1〜(中級レベル)〉 |
Global Issue | 1つのニュースに関して英語圏の記事を集めて読み比べを行う等、世界の時事問題を取り上げて授業が行われます。 〈受講可能レベル:I3〜(中上級レベル)〉 |
②クラスメイトとの話が続かない
学校に友達はたくさんできたけどなかなか話が続かない、ブラジル人が一方的に話してるのを聞いている状態になることがあるという話をよく聞きます。
慣れないうちは一人でリハーサルをしてください(笑)前日に、次の日話す人を決めて質問を考えて下さい。例えば、その友達の国の食べ物のことや、強いスポーツについて、お下品な言葉でも良いです。質問の文章を考えて口が慣れるまで事前に家で独り言で練習。そして、「日本ではこうだ」という練習もしておくと「ただ黙って聞いているおとなしい人」キャラから脱出できます。それくらい必要?思われるかもしれませんが、シャイを脱するには、自分で用意するしかありません!
この問題を解決するための学生さんにお勧めしている授業はこちら↓
Vocaburary | 日常生活に必要な語彙を学んで行きます。 〈受講可能レベル:B1〜(初級レベル)〉 |
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Pronunciation | 発音の練習をしていきます。 〈受講可能レベル:B1〜(初級レベル)〉 |
Speaking Dynamics | 会話の流暢性を高めるための練習を行います。 〈受講可能レベル:I1〜(中級レベル)〉 |
○ 授業は多くの科目から4週に1度、自分の取りたい授業を選択して受けることができること!
→弱点補強が出来、個人個人のタイミングで好きな科目を受講出来ることが出来ます。
○ ほぼ毎月地元のイベントボランティア・チャリティーイベントに無料で参加できる!
→アクティビティコーディネーターが在籍しているので、ほぼ毎月地元のイベントにボランティで参加しています。ボランティア活動に参加することで毎日忙しく・楽しく生活が出来るだけでなく、友達の輪が広がり、地元の人とのふれあいができます。それだけでなく、人の役に立つことが出来自信もつきます。また、ボランティア活動に参加する際はリーダーを決めているため、リダーシップを養う方もいらっしゃいます!
○モチベーションの高い学生!
とにかく学生たちのモチベーションが高いため、自主的に英語オンリーも守られ、夜遅くまで宿題をしている学生も多く見受けられます。私の個人的な意見ですが、必ずしも弱点を克服することだけが全てではないと思っています。日本人は「人よりできない事を人並みにする」ことがまず大事で「最低限できてから得意分野を伸ばすべき。好きなこと、得意なことばっかりやっているのはわがままである。けしからん」と考えがちですが、それだけがすべてだと思いません。時には、苦手なことはいったん置いておいて、好きなこと、得意な事を存分に伸ばすことも大事ではないでしょうか。
私はブリスベン滞在歴7年です。ブリスベンの良さですが、実際の気温の影響でしょうか、人が温かいことだと思います。他人との間もとても近く感じます。
また、意外と文化的なイベントや施設が多いのも特徴だと思います。ブリスベンの裁判所の前には豪州でも人気の日本人のアーティスト草間彌生の大きな壁画があります。また、最近は異文化をテーマにしたイベントが頻繁にあるように思います。このようなイベントを通じて、留学生を歓迎する文化が醸成されているように感じます。
(↑こちらが草間彌生さんの壁画です。415 George Street Brisbane)
1年間しっかり学生ビザで勉強された方は、英語を使った環境でお仕事をされています。そのうち2人をご紹介します。
一人目は、大卒で日本でプログラマーを経験してから渡航をした男の子。彼は、ILSCで勉強後第二新卒という枠の中に入る年齢でしたが、日本でいう一流企業は新卒ではないから狙うのは難しそうという状況でした。だったら、「中小企業で海外進出を狙っていて、英語を話せる人材を探している会社」を狙ってみるのはどうだろうという話をして、仕事探しの狙いを定めて就活を開始。
彼が日本に帰国後、まさに中小企業、海外進出を目指しているけど英語を使える人材が不足していたメーカーに就職が決まったという連絡がありました。
もう一人の彼は、浅草のホリデーアパートメントに就職しました。日本に来る海外からの観光客の接客をしているので、英語を話すことが求められた環境で働いています。東京に行った際は必ずそこで宿泊しています。
Annuさんといつもお会いしてお話をすると、学生さんのことを第一に考えて、彼らが1番良い選択を出来るようにサポートされているなと感じます。英語でアカデミックマネージャーに授業のことを相談することも出来ますが、日本人にしか分からない気持ちを理解してくれたり、相談事だったりをお話出来る相手だと思います。Annuさんに頼りっぱなしでは自分自身成長出来ませんが、行き詰まる前に相談をすると先を見越したアドバイスを受けることが出来ると思います。
しっかり英語を勉強して、英語環境で日本で再就職を目指したり、英語環境でのお仕事を狙う大学生にはILSCの長期留学はとてもお勧めです!!
昨年末学校見学に行った際の記事(ブリスベンで長期留学!〜ILSCで英語力向上を目指す〜)も合わせて、ぜひお読み下さい。
ILSCについてのご質問やお見積りなどご不明点のある方は、是非こちらからお問い合わせくださいませ!お待ちしています!