【体験談】英語漬けの環境で生活したい! 〜アデレードで語学留学〜

犬塚あおいさん 2024年2月8日


2023年3月から約10ヶ月、大学4年次を休学して語学留学をされたあおいさん。英語力は中級レベルから、上級レベルへ!

とにかく英語漬けで生活するを実践されたアデレード留学、渡航前の準備から、現地での過ごし方、アデレードの魅力についてあおいさんに振り返ってもらいました!


どうして留学しようと思った?

将来は英語を使ってグローバルな環境で仕事をするという目標が1番にありました。

語学力向上はもちろん、海外での生活を一度は経験したいという気持ちは高校生の頃からあったのですが、コロナウイルスによって断念せざるを得ない状況が続いていました。そのような中、大学3年生の夏にヨーロッパを巡ったことが自分にとってとても大きな影響になり、英語を話せるようになってたくさんの人と話せるようになりたい、もっと海外を見たいという気持ちが強くなりました。

また、自分のなりたい将来像となる方々について知った上で、そのような方々が英語圏での留学やワーキングホリデーを経験していたことも留学の決断を後押しすることに繋がったと思います。


どのように準備を進めました?

決断した時点で大学3年生の夏くらいだったので、大学の交換留学という選択肢は現実的ではありませんでした。

そのためまずは複数の留学エージェントに相談に行きました。それぞれの留学エージェントで、扱っている国や地域など異なるため詳しくお話を聞き、自分自身もインターネットで都市について調べながらも、条件や費用など比較していきオーストラリア留学センターにお願いすることと、国と都市を決めました。

決めてからは、語学学校やホームステイ先はオーストラリア留学センターが手配してくれたので、自身ではビザの申請などのほかに、必要なものを揃えたり、英語のポッドキャストを毎日聞くようにしたり渡航に向けて準備をしました。

渡航先はアデレード!決めた理由は?

自然が大好きでのんびりした場所で育った私にとって、日本との時差も少ないオーストラリアというのはなんとなく最初から決まっていたような気がします。
また様々なバックグラウンドを持った人々が集まっている国なので、自分にとって新しい価値観や考えに出会えることも期待していました。その中でも私の条件の中で重視していたのは、英語漬けの環境で生活をするということでした。

そのような中、他の都市と比べてアデレードは圧倒的に日本人が少ないと聞きました。その分仕事やシェアハウスを見つけるのも少しハードルが上がるかもしれないと聞いていましたが、色々なことを経験して自分自身の成長に繋げたいという気持ちもあったので、アデレードに決めました。

語学学校は IH Adelaide に決めた理由は ?

アデレードにはそこまで数多くの語学学校があるわけではないですが、気にしていたのはやはり日本人率でした。

私は性格上、日本人がいると日本語で話してしまうのではないかという心配があったため、自分を英語のみの環境へ放り込んだ方がいいと思っていました。また、授業中積極的に発言できる方ではなかったので、あまり人数が多すぎて思うように話せない状況は避けたいと思っていました。IH Adelaideは決めた当時まだ開校前だったため比較的人数が少なかったことと、日本人も「1人」しかいないと聞いていたので、英語漬けを希望の自分には適していそうだと思い決めました。

いよいよ留学がスタート! 最初の頃の英語力は?

最初の頃はあまり会話ができない状況だったのを覚えています。
日本で単語や文法の勉強はしていたはずなのに会話になった途端、自分の知識に自信がなくなり積極的に話せなかったり、ホストマザーの英語も理解できていない時が多々ありました。

学校では積極的に話すようにして英語を話すこと自体に対しての抵抗をなくそうとしていました。語学学校では学校開始前のクラス分けテストに基づいてIntermediateのクラスからスタートしました。

IH Adelaide で勉強して良かったと思うところは?

英語漬けの環境を求めていた私にとっては最適の場所だったという点です。
就学中には何人かの日本人のお友達もできましたが、同じような理由でアデレードとInternational House を選んだ人が多い為か、日本人同士でも英語を使って話すようなモチベーションの高い学生ばかりでした。

そして規模が大きいわけではなく少人数制でたくさん英語を話す機会があったことや先生との距離も近くアットホームな雰囲気がありました。

自分の要望にすぐに答えてくれることもよかった点の一つで、先生の変更や General English から IELTS へのクラスの変更などもしてもらうことができました。

IH Adelaideでは放課後のアクティビティもほぼ毎日のようにあり、タームの終わりにはExcursionもあったので、違うクラスの生徒とも仲良くなれるチャンスがあったのも良い点だと思います。

実際に生活を開始してのアデレードの印象は?

コンパクトなのに自分が必要なものは全て揃っている!という印象です。
とても穏やかで過ごしやすい気候で、美味しいコーヒーがあるカフェが簡単に見つけられる素敵な場所です(笑)

私が住んでいたところは30分もかからずCBDに行けるとても便利な場所なのに、すぐそばには野生のコアラやカンガルーに会える自然があるような場所でした。また人混みがほとんどなかったので、ノンストレスでのんびりとした雰囲気がありました。

アデレードの好きなところを教えてください

とにかく平和で風景が綺麗なところ!!
たくさんの自然に囲まれて日々とても穏やかに過ごせました。
家の周りを歩くだけでもリフレッシュできる環境だったので、ほぼ毎日1万歩以上歩いていました(笑)

車で10分ほどの場所にはちょっとしたハイキングができる場所があり、野生のコアラやカンガルーが当たり前のように見られる自然の豊かさが本当にお気に入りです。

一番のお気に入りの場所はLong Ridge Lookout という展望台のような場所で麓から20分くらい簡単なハイキングをして行ける場所です。(その途中にもコアラやカンガルーがいます!)

CBDはもちろん、アデレード空港に発着する飛行機や、グレネルグビーチまでも一度に見渡せて、海に沈んでいくサンセットは本当に綺麗でした。


週末のお休みの日はどのように過ごしていますか?

オーストラリアのカフェ文化の影響もあり毎日コーヒーを飲む習慣がつき、滞在中週末はカフェ巡りをしていたので色々なお店のコーヒーを飲みました。

またアデレードは定期的にフェスティバルがあったので、語学学校の友達を誘うようにして週末にも英語を話す機会を作っていました。それから近くにあるハイキングコースのような場所をウォーキングしてリフレッシュもしていました。

また週末を使ってキャンプにも行きました。アデレードには少し車を走らせるとオーストラリアの大自然を感じられるキャンプサイトが数多くありました。夜には満天の星空を見ることができ、海の近くにも山の中にも良いキャンプサイトを見つけました。

一番行って良かったなと思う場所はオーストラリアで3番目に大きい島であるカンガルーアイランドです。アデレードから車かバスで2時間くらいの場所にあるフェリー乗り場からフェリーで50分ほどで行くことができます。見どころ盛りだくさんでアデレードに滞在していたら絶対に行くべき場所の一つだと思います。


シェアハウス探しは大変だった?

留学中に2回引っ越しをしました。どちらもシェアハウスへの引っ越しでしたが、一番大事だと思ったのは複数の場所に内見しに行くことです。合計で10箇所くらいインスペしましたが、シェアメイトの人柄、周辺の雰囲気、バス停までの行きやすさ、独自のハウスルールなど実際に行ってみなければわからないことがたくさんありました。

また私の場合、女性のみのシェアハウス、光熱費込みのレント、シャワー制限なしなど個人的に重視していた条件があったので、あらかじめ質問したいことはリストアップしてインスペの際にオーナーに聞くようにしていました。なかなか条件に合う良い場所が見つからなかったり、あってもレントが高かったりと難しいこともありましたが、そのような時はいつでもまた引っ越せるという気持ちで、今ある選択肢の中でより良い選択をするようにしました。

周りの人々の助けももらいながら、そして多くの人が利用する flatmate だけではなく複数のウェブサイトを常にチェックしていることも大事で、運とタイミングで良い場所が見つかると思います。

アルバイトされていましたが、仕事探しは大変だった?

探し始めようと思ってから、まずはレジュメを作成し、大量にプリントアウトしてそれをカフェやレストランに直接持っていきました。20軒以上に持って行きましたが、結局連絡が来たのは2店舗のみでした。

職種に拘らないのであれば、様々な時間帯で働けると思いますが、接客系だと例えばカフェなどは3時くらいでほとんどのお店が閉まってしまうので難しかったです。

最終的に働いていたラーメン屋さんは、最初レジュメを持って行った時は求人してないと言われたのですが、少ししてからトライアルへのオファーがあり、トライアルが終わってすぐに次週からトレーニング開始を伝えられたという流れでした。

英語での面接、そして接客が本当にできるかどうか、英語で同僚と会話できるかなど色々不安もあり、レジュメを配り始めたのがだいぶ遅くなってしまったことは少し後悔しています。2ヶ月か3ヶ月くらい経ってもう少し英語が上達したら仕事探し始めようなんて思っていましたが、もっと早く行動に移して挑戦していればよかったなと思います。

レジュメを配って色々なお店の人と会話するのも楽しかったですし、働き始めて慣れると楽しい気持ちの方が大きかったです。ひとつ過去の自分にアドバイスできるなら、店長がいなかった時にその時にいた店員にレジュメを渡すのではなく、手間でも店長がいる時にもう一度行って直接渡していたらその後の連絡がもらえる確率も高かったと思うということです。


留学中、出会った友達などから影響を受けたり、新しい価値観に触れ、自身が成長したなと感じるところ(変わったところ)はありますか?


一番自身が変わったなと思うところは物事の捉え方です。
ざっくりとした言い方ですが、留学に行く前は物事をネガティブに考えてしまいがちでいつも心配してばっかりな性格でした。

しかし留学を通してみると、知らない土地で言葉も通じない環境なのでたくさん困難なことが起こるのは当たり前でした。そのような時に、語学学校の友達や先生からはいつもポジティブな言葉をかけてもらって励ましてもらっていて、さらにその人たちはオーストラリアに来て同じような経験を乗り越えた人たちだったので説得力がありました。

周囲の協力を得ながら、自分自身でも大変なことを乗り越えられる自信がついていく中で、様々な経験をした後に思うのは、困難があっても結局はどうにかして乗り越えられるんだということに気づきました。今は悲観的に捉えることなくポジティブに日々物事に取り組めるようになったと思います。

また留学に行く前は、大学3年が終わった時点で留学するのは就職活動などを基準に考えると遅いのではないかという固定観念を持って出発しましたが、実際に行ってみると語学学校では、色々なバッググラウンドを持ってアデレードで英語を勉強している人たちに会い(子供と一緒に来たお母さんや、夫婦で来ている方、一度自国での仕事を辞めてきた方など本当に様々でした。)皆目的を持ってそれぞれの道を進んでいる途中であることに気付かされ、他人と自分を比べることやそこから悪い方向に考えてしまうこともだいぶなくなったと思います。

最後に、アデレードで 語学留学を検討中の方へ アドバイス・メッセージをお願いします

アデレードは、語学勉強という面では世界中からの留学生がいて勉強の環境が整っているということに加えて、日本人が少ないので英語漬けの生活を送りたいという人におすすめです。

街自体は本当にのんびりとしていて時間の流れがゆっくりで平和なので、都会の忙しさから離れての生活が好きな人にもぴったりだと思います。山もビーチもすぐそばにありアウトドア派にも良いと思いますし、レストランも国際色豊かで、とにかくコーヒーが美味しいのでカフェ巡りが好きな人も飽きることなく楽しめると思います。

留学先としてはオーストラリアの他の都市と比べたら比較的選ぶ方が少ないと思うので、アデレードで出会った友達とはどうしてここを選んだのかという会話からそれぞれのバッググラウンドなどを話す中で、今でも連絡を取るようなたくさんの良い友人に恵まれました

10ヶ月間でしたがアデレードに魅了されてここを選んで本当に良かったなと思っているので、これから留学をする方もきっとアデレードで素敵な留学生活が送れると思います!