【体験談】第一優先は英語力を伸ばすこと!海の街Manlyで真剣ワーホリ
10年前に大学のオーストラリア留学プログラムをきっかけに、海外生活に興味を持たれた梅村由貴さん。日本で社会人としてキャリアを積みながらコツコツと英語を学び、いつかはまた海外で生活してみたいという思いからワーホリを決意され、苦手だったリスニングとスピーキングのスキルを伸ばすため、Navitas English Manly(ナビタス・イングリッシュ・マンリー)校に10週間通われました。
語学学校に通うべきか悩んでいる方、語学学校で英語をしっかりと英語力を身につけたいワーホリの方、社会人でワーホリにチャレンジされたい方は是非ご覧ください!
貴重なワーホリ期間の1年を海の街Manlyで過ごす
大学のプログラムでメルボルンに1ヶ月語学学校に通ったことがきっかけで、自然豊かでフレンドリーな人々で賑わうオーストラリアに魅了され、社会人として日本で数年働いた後、オーストラリアでワーホリすることを決めました。
もともと東京都出身の私は、都会の忙しくも賑やかな感じと、遊びやお店など、何においても選択肢が多いところが好きなのですが、1年という限られた期間なので、せっかくならビーチの近くに住んでみたいと思い、程よく都会的なシドニーの海の街マンリーを選びました。
苦手なリスニング・スピーキングを伸ばすために語学学校へ
社会人になってからもコツコツと英語学習は続けていたのですが、ボキャブラリーや文法は日本で学ぶことができても、リスニングとスピーキングは思うように伸ばせずにいました。
英語でスムーズなコミュニケーションを図れるようになるため、とにかくこの2つのスキルを伸ばしたいと思い、まずは語学学校へ通うことを決めました。
数ある語学学校の中から、ビーチのすぐ近くにキャンパスがあるという理由でNavitas English Manly(ナビタス・イングリッシュ・マンリー)校に決めました。
通学時期やクラスによっても多少異なるとは思いますが、Navitas English Manly校は、日本人の割合が比較的少なめで、国籍豊かでした。私は、中級クラスからスタートし、最初の頃は授業中の先生の指示が聞き取れなかったり、スピーキング力が圧倒的に足りないと感じる場面はあったものの、2ヶ月間通学した頃には、先生の話すスピードにも慣れて、会話でも少しずつ長い文章を話すことができるようになっていきました。
学校生活はスピーキングを伸ばす貴重な時間
英語力を伸ばすためにの授業の予習、復習はもちろん大切ですが、学校でランチタイムに英語で会話を楽しんだり、授業時間外でも先生と話す機会を自分から積極的に作りにいくことで、スピーキング力をより伸ばすことができました。
学校にはブラジルなどの南米出身のクラスメイトが多かったこともあり、皆とてもフレンドリーなので、気づけばたくさんの友達と仲良くなっていました。
Navitasの授業は、習ったことをその場で使って身につけていくというスタイルで、特にスピーキングに力を入れていたと思います。そして、スピーキングが苦手だった私にとって、ディスカッションの授業は大いに役立ちました。
ディスカッションのテーマは「田舎と都会に住むのはどちらが有益か」「日常的にアートは必要か」という身近な内容だったので、誰でも自由に意見を述べることができました。ディスカッション以外でも、授業中に自分の意見を発言する機会が多く設けられていて、例えば、自分の国や住んでいるエリアを形容詞や副詞、名詞で表現し、なぜその単語が相応しいかを説明するという授業もありました。
授業中はとにかくたくさん発言の機会があり、先生が私ことを指しても、私が少し考えている間に別のクラスメイトが発言してしまうこともあり、「もっと自発的に授業に参加しなくては」と思わせてくれるクラスの雰囲気がとても良かったです。
そして、学校生活を通して、より積極的に自分の意見を述べることができるようになったと思います。自分の話す英語が例え間違った表現だったとしても、先生にその場で修正してもらえる安心感と“語学学校は練習の場”と思えるクラスの雰囲気により、臆せず自分からたくさん話せるようになりました。黙っていては先生もどうすることもできないので、とにかく自分の口から言葉を発してみることが大切だと感じました。
また、皆とても積極的に授業を受けていたので、自分も周りのクラスメイトに負けないように頑張って授業についていこうとすることで、私自身の勉強のモチベーションも日に日に上がっていたと思います。社会人を経験してからワーホリを決めた私にとって、学校で新しく友達を作ったり、目標に向かってクラスメイトと一緒に勉強することなど、学校生活そのものがとても楽しく、毎日が充実していました。
学校の先生がくれた機会“日本語チューター”に初挑戦
Navitasでの学校生活を通して、本当にたくさんの人との良い出会いがありました。一つひとつの出会いを通じて、そこからまた人との関わりが増えていき、自分自身が新しいことに挑戦する機会もたくさんありました。その中でも特に印象に残っているのは、Navitasの担任の先生の娘さんに日本語を教える機会をいただけたことです。
先生の娘さんはもともと日本語を勉強されていたそうで、先生から日本語チューターのオファーをいただいた時は正直驚きましたが、日本語能力試験までの2ヶ月間、週に1時間のプライベートレッスンをしてほしいとのことだったので、毎回レッスンの予習を行ってから娘さんに授業をしていました。
プライベートチューターとしてのメリットを最大限活かす為に、レッスンでは試行錯誤を重ね、過去問で間違えたところや長考した問題を集めたオリジナルのエクササイズを作成するなど私にできる限りの工夫はしていましたが、日本語教師としての経験や資格がないことを知りながらも娘さんの日本語チューターを任せてくれて、貴重な経験をさせてくださった先生に感謝しています。
社会人を経験したからこそ感じるギャップも一度は受け入れてみる
ワーホリで頑張ったことの一つは、仕事探しです。仕事を選ばず、どんな仕事でも良いというのであれば、シドニーにて仕事を見つけること自体は大変なことではないと思いますが、本当に自分がやりたい仕事に就くことは簡単なことではないと思います。
私はもともと日本で旅行代理店のスタッフとして働いていて、旅行業界の仕事が好きだったので、オーストラリアでも同じような仕事ができれば良いなと思っていました。
そして、日系の旅行会社から日本人観光客向けのガイドの仕事のオファーを頂いたのですが、英語環境を求めていた私には、ローカルのカフェやレストランで働くほうが合っているのではないかと考え始め、労働条件等も考えた結果、やはりお断りすることにしました。
その後、しばらくしてローカルのレストランにてウェイトレスとして働くことが出来たのですが、学校の先生からは「英語が話せた私でもオーストラリアに移住した当時は仕事探しにとても苦労した。英語ができても、例え自分の国で資格があったとしても、海外での仕事探しは難しいもの。」と言われた時に、「すぐに仕事が見つからなくても、落ち込む必要はなく、経験や資格のある人でも苦労するのだから、ワーホリの自分はもっともっと頑張らなくては!」と思えるようになりました。
特に日本で仕事のキャリアがある人にとっては、キャリアを選ぶか、英語環境を選ぶか、どちらも叶えられえるのであればそれがベストですが、なかなかそうは行かずに悩むこともあるかもしれません。そして、これまでの自分のキャリアと比べて、そのギャップに苦しむこともあるかもしれませんが、それを一度は受け入れて、自分なりに納得してみるということも海外生活において必要なのかもしれません。
ワーホリを考えている方へのメッセージ
ワーホリを決めた時点で英語の勉強をスタートし、最低限高校で習うレベルまでの文法や単語の復習をしておくことをオススメします。
「語学学校に通うのだから、事前の英語学習は必要ない」と思う方もいるかもしれませんが、学校初日の友達づくりにも最低限の英語のスキルは必要ですし、授業ではもちろん、学校の外でも海外生活では自分の意見を求められる機会がたくさんあります。その際、普段からあまり自分の意見を述べることに慣れていない人にとっては、意見を述べるということに加えてさらに英語力が求められるので、ある程度事前にボキャブラリーを増やしておくことで、意見を述べることに対してより自信を持ちやすくなると思います。
そして、話の種をたくさん持っておいた方が良いと思います。
日本について興味のある人はたくさんいます。実際に海外の人から日本のことを聞かれた時に答えられないと会話が始まらないので、日本のこと、特に政治や文化についてなど、最低限自分の国のことについては知っておく必要があると思います。その他にも、趣味や興味のあることなど、他愛もない会話ができるように、できるだけ多く話の種は持っておくと良いと思います。
スタッフより
いつも直向きでポジティブに頑張られていた由貴さん。ワーホリ中はとにかく英語力を上げることを第一目標に掲げ、何事にも一生懸命な姿が印象的でした。
インタビュー後に清々しい笑顔でおっしゃった「ワーホリは楽しい事ばかりではないですよね。」という一言からは、何に対しても真剣に向き合われる由貴さんだからこそ伝えられる言葉の重みを感じました。きっと、念願の海外生活を充実したものにするためにたくさん努力されていたのだと思います。
スタッフ一同、これからも由貴さんのご活躍をお祈りしています!!