【体験談】やりたいことに一直線!カフェでのアルバイト経験〜自分に自信を持つことができました〜
「自分に自信を持つことができました」
風呂谷 京香さん(Ms Kyoka Furotani)がブリスベンでの滞在を通して実感出来たこと。京香さんは、北海道出身。大学を休学し、ワーキングホリデービザでブリスベンに渡航されました。
ワーキングホリデー期間中、カフェで働きたい!という目標に向け、英語コース+バリスタコースを受講、そしてお仕事探し、カフェでのお仕事ゲット!
ブリスベンの”朝型スタイル”を体感しながら働き、ブリスベンでの生活を充実させていきました。そんな京香さんの体験談です!
インパクトの英語コース
私は、最初の3ヶ月間ブリスベンにあるインパクト・イングリッシュ・カレッジという学校の General English コース(一般英語コース)を受講しました。初めの2ヶ月 はIntermediate(中級レベル)、もう1ヶ月は、Upper-Intermediate (中上級レベル)のクラスでした。
クラスメイトの国籍は、日本、台湾、タイ、コロンビア、ペルー、アルゼンチン、ブラジルなど。日本人が多いときもありましたが、インパクトの厳しいイングリッシュオンリーポリシー(学校の中では母国語を話してはいけないルール)のおかげで、国籍はあまり気にならなかったです。
また、クラスの人数平均は15 人程度で、グループワークもスムーズに進むし、先生とも対話ができるので、丁度いい人数だと感じました。
カフェで働きたくて、バリスタコースを受講
一般英語コース終了後、5週間のバリスタコースを受講しました。このコースを受講した理由は、語学学校卒業後に絶対にカフェで働きたかったので、せめて最低限のコーヒーの知識、作り方を学ぶと同時に、自分のスピーキング力を高めたかったからです。
実は、私はコーヒーの知識がまったくないだけではなく、コーヒーもあまり好きではない状況からスタートしたバリスタコース(笑)この5週間では、まず、コーヒーの歴史や種類、味、作り方などを座学で学び、その後実際にどのようにコーヒーを作るのかを学びました。
それ以外にも、チョコレート、チーズ、ワインテイスティングという面白い活動もありました。つまり 5週間ずっと、コーヒーを作る練習をしているわけではありません。
しかし、私的には、このコースをとらないと知ることができなかった新しい知識が増え、カフェやレストランにいったときに、「これ学校で勉強したやつだ」というような発見が増え、教えてもらえてよかったなと思いました。
そして、私がバリスタコースで一番ためになったなと思うのが、インパクトの学校内にある「Impresso Café」で働いたことです。バリスタコースは午後の授業なので、午前中にクラスメイトでシフトをつくり、働きました。
もちろんお金は発生しませんが、コーヒーを作る練習にもなりますし、そして学校の先生と話す機会が多いので、自分の英語力を伸ばすことができたと思います。
正直に言うと、このバリスタコースを受講するだけで、すばらしいラテアートができるようになったり、カフェの仕事を見つけられるという保証はありません。ですが、自分の努力次第で成長できるので、私はこのコースを受講してよかったなと感じています。
インパクトで勉強してみて
語学学校に通うことで、他の国の友達が多くできることは、最大のメリットだと思います。他の国の文化を学ぶことは、大変興味深いですし、英語で会話をすることになるので、英語力も確実に伸びます。私は、受け身でいるのではなく、いつも自分から話しかけたり、遊びに誘ったりすることを心掛けていました。
そのおかげで、たくさんの友達に恵まれ、すごく充実し、楽しい学校生活、そしてオーストラリア生活を送ることができました!学校の授業に関しては、英語の間違いを恐れることなく、楽しく勉強に取り組むことができました。
さらに、授業以外でも、学校の先生が、カフェの仕事を探すときに絶対必要なレジュメの作成にも協力してくださいました。語学学校へ行くときは、その環境を最大限利用するべきだなと改めて思います!
学校が終わってからの仕事探し
私は、語学学校にいる間にすでにレジュメを完成させ、卒業してすぐレジュメ配りを始した。多い日には、1 日 6時間以上歩き回りました(笑)
歩き回っている間は、忙しい時間帯の働いている人の雰囲気、ローカルのお客さんがどのぐらい来ているか、また自分が働けそうなカフェなのかという観点から、いくつかのカフェに絞り、レジュメを出しにいきました。
正直、半分以上のカフェには、雇っていないと言われ、レジュメさえ受け取ってもらえませんでした。受け取ってもらったとしても、連絡がなかなか来ないことが多いです。そんな1週間が続きましたが、辛抱強く続けていると、3つのカフェから、トライアルの機会をいただきました。
トライアルというのは、実際にそのカフェで 2時間~3時間ほど無償で働いて、その姿をマネージャーが見て、雇うか雇わないかを決めるものです。
そのうち 2 つのカフェは、運よくその時間帯にマネージャーさんがいらっしゃったので、その場でトライアルをゲット。この時に、「カプチーノとフラットホワイトを作ってください」と言われました。自分の満足いくコーヒーは作れませんでしたが、なんとかマネージャーに認めてもらうことができました!
このようにマネージャーがいるときは、コーヒーを作ることがあるので、心構えを!!もう 1 つは、その時間帯にマネージャーさんがいなかったものの、レジュメを渡して、約一週間後にマネージャーから、トライアルのメールをいただきました。
そしてこのカフェが、その後働くことになったカフェです。このように連絡こないなと思っていても、時間がたってから連絡が来ることがあるので、辛抱強く待つことが一番大切だと思います。
また、レジュメを渡しに行く際は、だいぶ緊張しましたが、堂々と自分アピールすることを大事にしました。あらかじめ、どんな内容を話すのか、ざっくり考えておくといいと思います。
私の場合だと、3年間のポスピタリティの経験、バリスタコースを受講したため、コーヒーを作れること、朝早く来ることができることなど、相手が質問してきそうなことを事前に予測し、話す内容をイメージしたうえで、より印象深く残ってもらえるように笑顔で堂々とレジュメを渡しにいきました。
実際のところ、カフェのほうからすると、レジュメを受け取ることは日常茶飯事です。あまり緊張せず、楽にレジュメを渡しにいくような心構えで全然大丈夫です!
さらに、私はレジュメにワーホリビザの期限が切れる日を記載しなかったのですが、レジュメを出しにいくと必ず聞かれます。そのとき残りの期間が 6ヵ月以上ないと雇ってもらえる可能性が、ほとんどないので、気をつけてください。
今回私は、レジュメを配りに行く方法だけで、カフェジョブをゲットすることができましたが、私の友達は、Facebook を利用して、カフェの仕事を見つけていました。
Facebook でBrisbane Barista と検索し、自分の情報(レジュメのようなもの)を投稿すると、それを見たマネージャーさんから連絡が来たそうです。いろんなツールを使いこなすとより仕事を見つけやすいのかなと思います。
実際にトライアルへ行ってみて感じたこと
トライアルは、基本的に難しいことは一切ありません。私は 3度のトライアルを経験しましたが、どれも、料理やコーヒーをお客さんに出すこと、片付けをすること、皿を洗うことというような単純な作業しかやっていません。
マネージャーにあとから聞くと、私がどれだけ効率よく働いているか、ハキハキ意欲的に働いているか、笑顔で働くことができるか、コミュニケーションをとる英語力が十分にあるかということを見ていたと言っていました。一番重要なことは、「やる気」だそうです!!
英語にすこし自信がなくても、伝えようとする姿勢、理解しようとする姿勢のほうが大事であることを身に染みて感じました。
Lost bean で実際に働いていた 3 ヶ月
トライアルに無事合格し、サウスバンクというブリスベンの中でもおしゃれなカフェやレストランが多く立ち並ぶところにある Lost bean というカフェで、働かせてもらうことになりました。
出勤時間はなんと 5時半から!「はやい!」って思いますよね...しかし 5時40分ぐらいにはすでにお客さんがいらっしゃいます。
また、平日だと、朝6時には満席になることが多いです。私も大変驚いたのですが、オーストラリアの人たちは、朝早く起きて、仕事前に運動をして、そのまま朝からコーヒーを飲む習慣があるようです。この朝のカフェの雰囲気がすごく大好きで、私を一日頑張ろうという気持ちにさせてくれました。
仕事内容は、オールラウンダーで、主に、ウエイトレス、レジ、料理を作ったり、エスプレッソの抽出を行ったりしました。私が働いていたカフェには、オーストラリアのラテアートの大会にも出ているすばらしいバリスタがいたので、ラテアートを作る機会は、ほとんどありませんでしたが、彼の素晴らしい技や、どのように練習するのかを身近で学ぶことができました。
仕事は、週4、5日、一日平均時間 7~8 時間働かせてもらっていたので、自分自身の生活費だけでなく、旅行に行く費用、外食をする費用などにも、十分にお金を使うことができました。
アルバイトで苦労したこと
私が、仕事をする上で一番感じた壁は、やはり「英語」です。語学学校卒業後、英語に自信を持つことが出来たのですが、働いてみたら、自分の英語力のなさを実感しました。
私のカフェには、私以外、ほぼネイティブの人しかいない環境でした。例えば、忙しくなったときに、言われたことを半分ぐらいしか理解できなかったり、雑談のときのジョークが自分だけわからず、作り笑いをしてしまったり...。
このような環境だったからこそ、もっと頑張ろう!認められたい!と向上力が高まり、毎日学びの多い毎日でした。
英語環境で働いて感じたこと
仕事を見つけることは、大変だけど、カフェの仕事をゲットするまで、諦めなくてよかったなと思いました。やはり、ローカルのカフェで働くと英語力が伸びました。お客さんとは、もちろん英語で会話しますが、職場の人とコミュニケーションとるときも、必ず「英語」。
以前は、ネイティブと話すときに緊張していたが、この環境で働くようになってから、英語を間違うことにためらいもなくなり、英語を話すこと自体に抵抗はまったくなくなりました。最後のほうは、英語を間違えたとしても、間違いをいじられるようなキャラクターになっていました(笑)
またこのような環境で働くことを最大限に利用することもできます。簡潔にいうと、オーストラリアにいい意味で染まる(笑)
カフェにくるお客さんはとてもフレンドリーで、お客さんと働いている人の距離がとても近いです。私も常連のお客さんの名前を覚えるよう常に意識していると、お客さんも私の名前を覚えてくれて、仲良くなることができました!私の英語力を伸ばすために、英単語の問題を出してくれるお客さんまでいました(笑)
ブリスベンのいいところ
気候です。ブリスベンは、ほぼ毎日晴れていて、外に出たくなるような天気です。北海道出身の私にとって、雪がない冬、冬であっても昼は 20 度ぐらいになるブリスベンは、本当に魅力的でした。
またブリスベンは、そこまで遊ぶところがない都市ですが、旅行をするのには便利な都市だと思います。
サンシャインコースト、ゴールドコースト、モートン島などは、公共交通機関を使って、2 時間ほどで行くことができますし、シドニー、ケアンズ、メルボルンなども飛行機で2〜 3時間ぐらい。休みの日に小さい旅行にたくさん行くことができたので、それを楽しみに仕事を頑張ることができました!
留学を通して、成長できたこと
「自分に自信を持つことができました」
特に、オーストラリアでの仕事に関して、初めは自分の英語力不足から悩むこともありました。そんなときに「ネイティブと比べる必要なんかない」、「私にできる精一杯をしよう」と思い、自分なりの目標を決めて、自分らしく働きました。
そんなうちに、オーナーから「あなたの成長が一番早い」と褒めてもらったり、新しく入ってきたオーストラリア人に教えるなどの大事な仕事を任せてもらうことができました。そのときに「一生懸命働くこと」が認めてもらえたと実感しました。