【体験談】望んで動いてつかんだファームの経験

伊藤 ゆいさん 2013年9月23日

ゆいさんは2011年初渡豪後、できるだけ長く自由がきくビザで滞在したいと考え、セカンドワーホリビザをゲットするためにファームに行かれました。日本では看護師さんでいらっしゃり、度胸は人一倍!好奇心も旺盛で、何にでもチャレンジしてみたという貴重な体験談です。

パースに入国後、学校に通いその後すぐにManjimupにあるファームへ

最初に行ったファームではカリフラワー、ブロッコリー、ジャガイモのピッキングの他、牛のえさやり、鶏の卵をとったりというお仕事をして過ごしました。
牛の出産に立ち会う事ができ、子牛が生まれ、自分の足でたち、お母さんのミルクを飲む、というところまで見る事ができました。

滞在先はシェアルームで2段ベッド。TVやネットのない環境 食事は3食ついていました。
夜はDVDを観たり、キャンプファイヤーや散歩などをして過ごしました。
カリフラワー、ブロッコリーなどの苗の植え付けから収穫までしていました。仕事時間は長いと朝8時から夕方5時まで。ランチ休憩とお茶の時間が午前と午後に1回ずつありました。


この写真のピッカー(車のようなもの)と一緒にカリフラワーを収穫していきます。皆が同じスピードで進まないと仕事が遅れてしまうため、声をかけあって助け合いながら仕事をしました。ピッキングでは出来高のところではなく、時給制をおすすめします。出来高のファームだと仕事の取りあいがあったりするからです。

タスマニア

オーストラリアの夏、涼しいところでファームの仕事がしたくて、タスマニアに移動しました。ファームの仕事を探していましたが、この時期はファームの仕事が大人気で中々仕事が見つからず、ホテルの中のレストランのキッチンハンドのお仕事をゲットしました。普通、女性は中々キッチンハンドの募集は少ないのですが、アピールしまくって仕事をつかみました。この写真はオージーのキッチンハンドの人ですが、ここで働いていました。

タスマニアのサラマンカプレイスのマーケット↓毎週土日に開催されています。仕事の前にここで新鮮な野菜や果物を安く手に入れていました。

キングアイランド

タスマニアのキッチンハンドで働いていた時に「キングアイランドのチーズが美味しい」と聞き、キングアイランド行きを決めました。募集していないのにもかかわらず、猛烈にアピールし、そんなに来たいのなら、2週間だけなら可能ということで急遽、キングアイランへ移動。移動先のお宅がこちら↓このテラスはホストが建て、将来はカフェにしたいそうです(誰も人来ないのに。。)

2週間滞在していいよと言われたのに、いきなりホストが1週間出かけることになり、お留守番をすることに。。この家に一人置き去りにされ、誰もこれないような僻地で1週間過ごすという経験をしました。唯一の音は野生動物の動いている音だけでした。

びっくり体験

キングアイランドに滞在していた時のホストがワラビーをハンティングし、そのワラビーのお肉を食べるという経験をしました。ワラビー肉は固い牛肉のような感じで新鮮で美味しかったです。

カリフラワーのピッキングおすすめです

他の野菜は雨が降ると中止になるため、セカンドの日数が足りなくなることもありますが、
カリフラワーは雨の日でも収穫ができるため仕事のチャンスが多いのでお勧めです。

辛かったこと

カリフラワーの収穫では小刀を使うのですが、カリフラワーを傷つけないように手袋が使えないため、手をけがすることも多かったのが少し辛かったです。

最後にファームでの経験をしてよかったなと思った事を教えてください

オーストラリアで約1年間、ファームに滞在し、精神的にも肉体的にもとても強くなれました。
自然とふれあい、自然の中で暮らす経験というのは想像以上に貴重なものです。
ピッキング、ファームではお仕事を待っているだけでは仕事がきません。
自分からどんどんアピールして、自分の意思を伝えることによって、仕事をゲットできるのです。
自分から積極的に動く事で、いい仕事、いい仲間に出会う事ができました。
自分のやりたいこと、希望は自分でつかんでいくものだということを体験したのです。
この経験によって、これからのオーストラリア滞在はもちろん、これからの私の人生も変わっていくのだと思います。