【体験談】世界と繋がる。西オーストラリア州、ラクロスベストプレーヤー2位を受賞!
菊地 みなみさん 2016年12月14日
日本で体育大学を卒業し、1年社会人を経験。ラクロスで世界と繋がりたいという熱い思いをを持って、オーストラリア・パースに長期留学をしている菊地さんの体験談です。
会社を退職し、渡航を決意!
日本では体育学部を卒業し、社会人1年目を過ごしていました。海外留学には大学生の時から興味がありましたが、まずは少なくとも3年は費用をしっかり貯めてという思いから就職をしましたが、やはり留学への思いは諦めきれず、3年も待つ必要はない、今行くしかない!と思い直し、会社を退職し、オーストラリアへの渡航を決めました。
もう一つの野望
都市は、海外の国を色々訪れた経験のある父から、オーストラリアならパースがいいというアドバイスを貰い、自分で調べてパースがとても綺麗な都市だとわかったので、パースに渡航することに決めました。実際にパースに到着して、自分がイメージをしていた通りの街で、言葉では上手く言い表せませんが、心のそこからパースが大好きだと感じました。
学校は、ナビタス・イングリッシュ・パース校に48週間通いました。最初はPre-Intermediate(準中級)からのスタートでしたが、クラスメートが皆フレンドリーで、すぐ学校に慣れることができました。学校帰りは図書館で勉強をしたり、どうやったら英語が上達できるだろうと真剣に考えました。
あと学校開始と同時に私が始めた事は、地元のラクロスチームを探す事です。私は、大学から渡航までラクロスの経験があり、日本では世界大会のアジアパシフィック大会/ASPAC(U21)の日本代表に選ばれた事もあったので、オーストラリアに行けるなら、ぜひオーストラリアでラクロスをプレイしてみてみたい!というのが、私のもう一つの留学目的でもありました。最初はインターネットで自分で情報を探してみましたが、英語のページではよく理解ができず、ホストマザーが調べるのを手伝ってくれ、実はすぐ近くで地元のチームが練習している事がわかりました。
ホストマザーがここならすぐに行けるということで、車で練習場所まで連れて行ってくれ、そこでチームに参加をしたい事を伝えると、『ぜひどうぞ!』とその場でチームに参加できる事が決まりました。
↑チームメイトと一緒に。
学校とラクロスで充実した日々
学校は月曜日から金曜日まで毎日通うので、学校に通いながら、火曜日と金曜日の放課後にラクロスの練習に通い、3月から始まったシーズン中は毎日曜日、試合に参加をしました。私が参加したラクロスクラブは、チームとしてはまだまだ駆け出しでしたが、未成年から社会人まで幅広い年齢層の人が参加をしていて、年齢は関係なく、ラクロスの経験でグループが分かれています。そこで私は1番上のAチームに参加をさせてもらえることになりました。
ただラクロスの経験はそれなりにありましたが、直面する問題は英語力です。チームメイトは皆オーストラリア人だったので、英語での指示や、コミュニケーションに最初は苦労しました。もっと英語でスムーズにやり取りができればと落ち込みかけた時に、同じチームメイトの中に、自分が日本代表としてでたアジアパシフィック大会の日本での対戦相手、オーストラリア代表選手が数名いた事がわかりました!それがキッカケで関係は一気に縮まり、チームメイトが私をメンバーとして信頼をしてくれた瞬間でした。
ラクロスコーチも体験!
私のチームメイトの中には、未成年の13歳〜14歳くらいの子ども達のラクロスチームで、コーチをしているメンバーがいました。その紹介もあり、ゴールキーパーをやっている私にゴールキーパーをしている子たちの指導をして欲しいというチャンスをもらい、コーチとして指導も経験しました。ここでも、英語で指導をするということの難しさに直面しましたが、笑顔で真剣に私の話を聞いてくれる子ども達に助けられながら、プレイをする側、コーチをする側の楽しさを再認識しました。WA年間ベストプレーヤー2位を受賞!
毎年シーズン終了後に、WA(西オーストラリア州)のベストラクロスプレーヤーが4名全クラブの中から選出されます。そこになんと、私も4名の一人として選ばれました!!それだけでも驚きだったのですが、発表から2週間後の授賞式当日に、ベストプレーヤー4名の中からさらに1位と2位が選出されると知りました。自分には関係ないだろうと思っていたら、私が2位を受賞との発表。信じられませんでした!!↑授賞式でチームコーチと一緒に。
ラクロスからケンブリッジ(FCE)へ
ラクロスのシーズンが終わりに差し掛かり、次は学校の勉強シーズンに突入!ケンブリッジのFCEコースを9月から受講し、最近ようやくケンブリッジコースとFCE本試験を終えました。ラクロスが終わっても、再び英語漬けの日々です。FCEコースにはギリギリの成績で入ったので、最初はついていくだけでもやっとでした。でもそこは、ラクロスで鍛えた私。どんな状況でも変えられるのは自分だけ、やれるだけやってみよう!という思いでがむしゃらに課題をこなしていると、成績はどんどんアップし、底辺でもがいていた自分はいなくなり、自信もでてきました。ラクロスでつまずいた時にがむしゃらに練習をした事がここでも生かされたと思います。↑チームメイトが作ってくれたフォトアルバムと受賞のトロフィー。
今後の目標!
まだ留学期間は少し残っていますが、残りの期間は最後の仕上げとして、IELTSコースを受講するか、英語コース上級を目指すか、まだ悩んでいます。日本に帰る頃には、オーストラリアで出会ったメンバー達が世界大会で日本に来る予定なので、今から再会が待ち遠しいです。今後は、留学経験、ラクロス経験を生かして、日本でスポーツ業界に関わるお仕事をする事が、私の目標です。ラクロスは世界を繋げる!!これからもそう信じて、活動していきます!!