【体験談】人の縁で仕事もボランティアも充実!大切なことを学んだワーキングホリデー体験談

滝井 万佑子さん 2016年12月9日



観光ではなく「生活」がしたかったワーキングホリデー

旅行のように短期の滞在ではなく、海外に長期滞在し、その国に住んでいる人のように仕事をしたり友人と会ったり、“生活”することに興味があり、ワーキングホリデでの留学を決意しました。

どの国に行こうか考えた時に、英語圏のなかでも比較的治安がよく、気温・天候も安定していると聞き、オーストラリアに決定!

ラウンドやオーストラリア内の旅行は考えていなかったため、一年腰を落ち着けて滞在しようと、都会過ぎず、また観光旅行ではなかなか行けないパースを選びました。



語学学校カプランインターナショナルイングリッシュで得たもの

入学した頃は、文法自体のことは知っているけど、その文法を英語で何というか(例えば過去時制=past tenseなど)がわからず、もどかしい思いをしました。日本語ではなく、「英語で英語を勉強」した経験者が最初は慣れるのが難しい、とよく言うのはこういうことかと身を持って体験。
でも、最初だけのもどかしさで、徐々に慣れてきました。

語学学校の授業で驚いたことは、先生に

“ノートはとらなくていいわ!とにかく聞いて。”

と言われたこと。
日本の英語教育とは違う!と、オーストラリアでの英語の勉強が面白いと感じ始めた瞬間だったと思います。

アクティビティでは、授業後にある無料のカンバセーションクラブに参加しました。
普段のクラスに関係なく、いろんなレベルの人と話すことができ、少人数なので先生との距離も近く、自分で発言する練習になりました。

語学学校で得た大切なものは友人!

クラスメートとは国は違うけれど同じようにワーキングホリデーで来ている生徒が多いので、不安や悩み事を共有することができて嬉しかったです。
学校を卒業した後も、連絡をとったり一緒にご飯を食べたり。初めての長期海外生活で友達は心の支えになる大切な存在でした。





語学学校が終わってからは、mixiやパース情報サイト「パース通信」などの掲示板をチェックしていて、家の近くのレストランの募集記事があったので応募しました。

日本食のテイクアウェイレストランで仕事内容はキッチンハンドとウエイトレスの両方でした。日本人の方がオーナーで日本人スタッフの他は台湾人のスタッフもいました。
お客さんはほとんどが地元のオージー。ランチとディナーの時間は本当に忙しかったですが海外でお給料をもらって働いたことは良い経験でした。


日本語教師アシスタントボランティアで生の英語に触れた!

ワーキングホリデーに来ると決めたときから何か海外でしか体験できないことがしたいと考えていました。そして、この国に来てホームステイ先の子供に日本語を少し教えたことをきっかけに日本語の先生という職業に興味をもち、このボランティアに参加することをきめました。
滝井さんの日本語教師ボランティア体験談は こちら




改めて日本語や日本の文化について考えるきっかけになりました。
“どうして日本語にはひらがなとカタカナがあるのにまだ漢字がいるのか”など、日本にいると疑問に思わないことに生徒と話すことで気づかされました。

また、学校にいることで教科書とは違う自然な英語に触れる時間がふえ、英語力をあげることができたと思います!

バリスタコースも受講!

海外での生活も半年を過ぎ、英語で何かを勉強したいと思いました。もともとコーヒーが大好き!ノースブリッジの学校で通学便利、オーストラリア留学センターで手軽に申し込めたこともあり、バリスタコースを受講することにきめました。



テキストでの学習から始まり、先生のデモンストレーションを見てから、実際に自分で作りました。最後に自分で作ったフラットホワイトを飲んだ時は感動。
英語でバリスタコースの授業内容が理解できたのも、嬉しい体験でした!



初めての一人暮らし、シェア体験

日本ではずっと実家暮らしで、オーストラリアでのシェアハウス生活が初めての一人暮らしでした。すべて自分でしなくてはならないことにとても緊張していましたが、オーナーがとても優しく、一緒にお茶をしたり、イースターには“うちにもウサギが来たのよ”とチョコレートをくれたり。

日本ではシェアをするなんて体験できないけれど、オーストラリアで、しかも日本人じゃないシェアオーナーさんと住んで、穏やかでとても幸せな時間を過ごすことができました。



ワーキングホリデーを終えて

ワーキングホリデーを終えて思うことは、「人の縁」てすごいなということです。
語学学校の友人に支えられたことをはじめ、ホームステイ先の家族と出会い、その息子さんに日本語を教えたことから日本語教師のボランティアをしてみようと思いました。
日本語教師のボランティアを続けるうちに、ランゲージエクスチェンジの相手が見つかって自分の英語の勉強もできました。

仕事は、シェアメイトが教えてくれた情報から見つかりました。

どんどん人から人へ繋がって、友人が増え、チャンスが増えていったおかげで、私のワーキングホリデーは充実したものになったなと思います。
それはきっとどこにいても同じだと思うので、人の縁を大切にこれからも生活していきたいと思っています。

あと、海外に行くかどうか迷っている人にはぜひ行ってほしい!と思います。
このワーキングホリデーはそれくらい私にとってとても大切な一年でした。

また、オーストラリア留学センターに行ったときはいつも“お仕事どうですか、最近どうですか”と声をかけてもらえたことがとても嬉しかったです。1年間本当に有難うございました!