【体験談】一生に一度の密度の濃いオーストラリア留学〜休学ワーホリ〜

川口 遥平さん 2016年5月27日



大学を1年間休学をしてワーキングホリデービザで渡航をした川口遥平くん。

クイーンズランド大学付属英語学校の提供するGo Global Programに参加し、10週間ビジネス英語コース受講、1週間ジョブトレーニング、8週間現地企業でインターンシップを行いました。

楽しいことばかりではなく、困難にも自分で対処しながらオーストラリアで一回り成長した遥平くんの1年間の体験談です。

「英語を使って何か特別な経験をしたい!」という想いがワーホリへ

私はこうやって休学ワーホリでオーストラリアに来るまでは、このまま日本で就職して一生このまま日本で過ごすことになるだろうと漠然と考えていました。

しかし大学3年生になり留学生や留学から帰ってきた人と話す機会がとても多くなり、そういった人たちの見てる世界の広さに感動し、ふつふつと海外に1度でてみたいと思うようになりました。

また、私はもともと人とコミュニケーションを取るのが好きでしたが、正直外国の人と話をするのは怖くて仕方ありませんでした。

しかしこの先日本でも外国の人とコミュニケーションを取る機会が増えていくなかで、このまま英語を喋れなくてコミュニケーションできないのは嫌だ!と思い休学ワーホリを決断しました。

学生ビザではなくワーキングホリデーでの渡航を選んだ理由は、私の目標が「英語を身に付ける」ことではなく、「英語を使って何か特別な経験をする」というところにあったからです。

その点で何をするにも融通がきくワーキングホリデーを選択しました。

参加したGo Global Programについて

10週間のビジネス英語コース



Go Global Programにおける2セッション(10週間)の英語学習では、EIBC(ビジネス英語)コースを受講しました。

そこでは基本的なビジネス英単語やグラマーの学習から、実際にそれを活かした会議や交渉の実践演習も行いました。非常にレベルが高く大変でしたが、それだけ学ぶことややりがいも多く、とても楽しかったです。

例えば交渉の実践演習では、仲間とどのようにしたら有利に交渉を進められるか考え、実際自分達の思い通りに交渉がまとまった時はとても嬉しかったのを覚えています。

母国では社会人の方も受講しているので、英語を通してそのような人たちの考え方や意見を学ぶことができるのもこのコースのいいところだと思います。

1週間のジョブトレーニング

このGo Global Programではインターンシップ前にジョブトレーニングが1週間組まれていて、会社で同僚と一緒に働くことにあたって大切なことを学びました。

講師は実際、企業でコンサルティングを行っているプロの方に来ていただき、チームビルディングの方法や効果的なコミュニケーションの方法などを学びました。

ここで学んだことは実際の仕事(インターンシップ)にも生かすことができました。

8週間のインターンシップ



最後に2ヶ月間、地元の企業でインターンとして働きました。ここでは仕事スキルに関わらず、多くのことを学びました。

私は書類のコピーや文房具の在庫チェックなど事務系の仕事を手伝うとともに、自分のプロジェクトとして会社を紹介するビデオを作成しました。

これは自分一人で出来るものではなく、他の同僚と協力しなければならないので、そこで小まめにコミュニケーションをしながらプロジェクトを進めていくのはとても大変でした。

他の同僚はもちろん現地の人ばかりなので、やはり初めは上司の指示を正確に理解するのに苦労しましたが、分からなかったところは聞き直したりすることで徐々に英語のリスニング力も向上していきました。

分からないところを分からないままにするのではなく、しっかりとコミュニケーションしながら仕事を進めていくことが重要だと学びました。

そして一番驚いたのは、オーストラリアでは金曜のお昼休みからビールを飲むサラリーマンたちがいるということです。

私も上司に連れられ昼からバーでビールを飲みにいきました。その日の午後は当然、仕事に集中するのが大変でしたがそれもいい経験です。

滞在中学んだのは心から人とのコミュニケーションを楽しむことの大切さ



このワーキングホリデーでの生活を通して、違う文化や様々なバックグラウンドをもっている人と交流する大切さを学びました。特にオーストラリアは移民国なので、世界中の国から来た様々な人と交流することができました。

そこで私はたとえ言葉が伝わらなかったとしても、それ以上に伝えようとする意思が大切であるということを学びました。

自分の英語が間違っているあるとか、自分の英語の発音がきれいでないとか、そういったことは気にしたらきりがありません。語学学校で一緒に勉強した特に欧州系、南米系の人は英語をすごい楽しそうに話していました。

それは自分の英語に自信を持っているからではなく、心から人とのコミュニケーションを楽しんでいるからだと思いました。

旅行中の英語での雑談・笑顔は忘れられません!



ワーホリを通して一番心に残ってることは、旅行で行ったシドニー、メルボルンです。今まで自分でアルバイトをして貯めたお金で行ったので、そこに関してもとても達成感がありました。

シドニーでは語学学校で知り合った友達と久しぶりに再会し、世界遺産であるスリーシスターズを見に行きました。その時は天候が悪かったのですが、友達と身を寄せながら英語しりとりをしたのもいい思い出です。

そして年越しはシドニーのオペラハウスの前で花火を見ました。朝からキャンプをはって友達とトランプなどをして時間をつぶし、夜12時になった瞬間の花火とその盛り上がりは一生忘れられない思い出です。

メルボルンでは地元のツアー会社で世界遺産であるグレートオーシャンロードへのツアーに申し込んできました。一人で行ったのですが、そこでたまたまツアーが一緒になった韓国人とシンガポール人の方と話しながらツアーを楽しめたのでとてもよかったです。

そして何より一番楽しかったのは旅行の移動中です。それぞれバスと電車、飛行機を乗り継いで行ったのですが、どれにおいても移動中はたまたま席が隣になった人と雑談をしていました。

オーストラリアに住んでいる人は基本的にみんな陽気で誰とでも話せる朗らかさを持っています。その旅行の先々であった人たちの笑顔は今でも忘れられません。

公園でのお友達とのBBQはお勧めです!

ブリスベンはとても良い街です。オーストラリア三番目の都市でありながら自然も豊かで、のんびりとした生活を楽しむことができます。

私の一番のおすすめの場所はカンガルーポイントの崖の上のBBQスペースです。ここからはシティの夜景を一望して楽しみながら、友達とBBQを楽しむことができます。

せっかくオーストラリアに来たのであればぜひ友達とBBQを楽しんでください!そこら中の公園にBBQスペースがあるのでどこでもできますよ!

留学を考えている大学生へ



迷ったら挑戦してみてください。
留学ができるのも今のうちだと思います。

僕も正直そこまで留学に対する目的であるとか、意思をはっきり持って行ったわけではありませんが、今振り返ってみると後悔はないですしそれだけ成長できた部分も多くあります。
そして何よりあのときその決断ができたことをよかったと思っています。

留学は本当に色々経験します。
楽しいことも辛いこともたくさん有ります。

その中で自分でなんとかしないといけない、前に進むしかないという状況は留学じゃないとなかなか経験できないことではないかと思います。

そうやってがむしゃらにやって来た経験というのが今の自分をつくり、未来の自分をつくっていきます。

一生に一度の留学を楽しんでください!