【体験談】人生にこの時間があって良かったと思えた留学。ケンブリッジCAE合格!
一日一日を無駄にしなかったという、Navitasマンリーキャンパスでの長期留学生活。見事ケンブリッジ検定CAEも合格に繋げられた庄司さんの体験談をご紹介します。
オーストラリアへ留学しようと決意されたきっかけを教えてください
もともと苦手な物にあたると克服したくなる性格なのですが、その苦手な物の中に英語が君臨してました。
それもあって、20代後半くらいから、35歳になる前に一度海外に住んでみたいな、と漠然とした思いを抱きながら働いていてたのですが、その年齢に近づいたときに、ちょうどお金も貯まって、仕事も一区切りして、と色々なタイミングが偶然に合ったんです。
マンリーという立地、街の雰囲気はどうでしたか?

日本国内でも自分の好みの雰囲気を纏っている街はいくつあります。マンリーもそのリスト入りしましたね。言葉では形容しがたいのですが、”スローライフ”と言う言葉にピンと来る方ならしっくりくるのではないでしょうか。
のんびりしてるけど、小洒落た街、って感じです。
マンリー生活の良かった点、逆に困った点はありましたか?
一度シティの学校に通ったことがあります。その時に強く感じたのですが、自分は人混みが苦手だなぁと。その点、マンリーの街は無縁でしたので、自分には合っていたのだと思います。
特に困った点は無いですね。ただ、もしそこに落ち着こうと思えば、とても物価が高く付く点がダウンサイドかもしれません。
各コースでは、どんな勉強をしましたか?印象に残っている授業についてなど教えてください。

●一般英語:
渡豪してから半年弱、Generalのintermediateコースに在籍してました。文法や単語は問題なかったのですが、Speaking,listeningが全く歯がたなかったのでコミュニケーションを取ることに大変苦労した時期です。
授業内容は、”友達とおしゃべりをする”という事を中心に、側に先生が居て、文法を訂正、単語を教えてくれる、という感じです。
英語のアウトプット、インプットを、手段選ばず、可能な限りしていました。
●ケンブリッジFCE:
留学3,4ヶ月目だったですかね、FCEのコースを受講し始めた時でさえ、全く喋れず、まだ先生のゆっくり喋っていることも半分くらい理解できるかなぐらいでした。
が、FCEのテスト科目の中にスピーキングあるので、逃げ場なく強制的に喋る”訓練”をさせられます。それもそれなりの高度な単語を使いながら。
これは大きな転換期になりました。Generalとは比べ物にならない単語を覚え、speaking partに必要ないくつかの基本フレーズを自然と口から出てくるまで訓練します。
合格という壁もモチベーションを上げてくれますし。ここで、”英語を喋る”ということのヒントを掴むきっかけができました。
●ケンブリッジCAE:
FCEで大変だった単語の蓄積、スピーキングトレーニングは限定的だったのだなと感じたCAE。ここの2つの差はとても大きいと思います。単語数は無限で、話し方のバリエーションも無限だ、と。
このレベルではもう、Nativeの先生無しで2ヶ月という短い期間で能力を合格能力にあげる、のは不可能だと自分は思ってます。
●IELTSイブニング:
FCE合格後CAEコース受講前に、昼間働きながら夜間のIELTSコースに通学していました。先生がとても良く、個性、教え方、テンポが素晴らしかったです。
ケンブリッジとは色が違うのですが、Essayライティングスキル、アカデミックVocablary等、英語力の基礎、底上げに繋がったと思います。昼間に働いていたのも合わせて朝から晩まで、文字通りの英語漬けの日々を数ヶ月過ごしました。ですが、道のりは優しくなかった。。(体感ですが、それでもFCE受講による飛躍具合に比べると小さいのかなと)
●発音矯正:
正確な発音の仕方を学校で習う二ヶ月です。日本人の多くの人は一度はみんな通るんじゃないかな、と信じているのですが、自分の日本語のアクセント、発声できない、聞き分けできな発音に、コンプレックスを感じていました。発音に関する知識はついたと思います、が正直、発音がこの二ヶ月弱のコースで矯正されたとは感じれませんでした。
FCE合格後、CAE準備コースに2回のチャレンジされましたが、FCEとCAEの違いはどんなところにありますか?
ここは想像以上に大きな差があると思います。おそらくCPEなんてとんでもないことになってるんじゃないでしょうか。笑
FCEでは、マニュアルに添って正しい文法で高度な単語を使えるようにしていくようなイメージで、CAEは、それをいかにNaturalにNativeスピーカーの言い回しに近づけるかが勝負になってきます。(と先生が言ってました。)
初日の授業で先生がある生徒に諭していた言葉が今でも焼き付いています。
このレベルでは、頭の中は全て英語、全ての事を英語で考えなさい。そうでなければ進歩が遅くなるし、ターゲットに届くことも難しくなるでしょう。って言ってました。
先生のサポートや学校の設備は、どうでしたか?
学校の設備には特段驚くこはありませんでした。多少の差こそあれ、よくある学校の設備投資だと思います。
先生についてですが、私は当たりくじを引いたと思います。人生を振り返って、これほど”先生”に惹かれたことは無かったと思います。
今でも、たまに連絡を取れるような関係になれたことも大きかったです。
クラスの雰囲気を教えてください。
クラスの雰囲気は、受けたコースによって全く違いました。例えば、Generalコースでは、アットホームな感じで”英語を楽しむ”という感じでしたが、
ケンブリッジやIELTSについては、流石に資格を取るために来ている生徒、取らせるための先生と、”英語を勉強する”という感じになります。
特に自分のレベルが低い場合、プレッシャーに大きな違いがあります。
毎日の授業以外で、どの位勉強時間に費やされていましたか?
学校と放課後のサーフィン以外は、基本的に英語の環境に身を置けました。テレビにせよ、フリータイムの使い方にせよ。
ただ、”勉強”となると、例えば単語を覚える、試験対策をする、というような机に向かう作業に限定すれば、ケンブリッジ受講時は宿題だけで2時間程度ありましたね。
英語力アップで大変だったことは何でしょう、それをどうやって頑張ってきましたか?
私の場合、リスニングが全く伸びてきませんでした。コレばかりはコツは無いような気がします。
どれだけ”聴く”かに比例していると信じ、英語を聴く時間を沢山作るようにしていました。
学校生活・留学生活で思い出に残るエピソードを教えて下さい。

私はあまり人とつるむ方ではありません。ですが、丁度同じタイミングで渡豪したブラジル人のツレが出来ました。
しょっちゅう遊ぶわけじゃないですが、クラスはいつも一緒でした。ある日、運悪く私は風邪をこじらせていました。インフルエンザじゃないかってくらいツライやつです。
うなされていたら電話がなって、そいつからだったのですが、急遽明日帰国することになった。だからサーフィン行くぞ!って日が沈んだ後に。
風邪をこじらせて、サメにビビりながらのナイトサーフィン。言うべくも無く翌日は悪化しました。もーすることは無いでしょうね。でも、そんなツレができて良かったです。
渡豪前の英語力と、現在の英語力の変化をどのように感じていますか。
正直、わかりません。笑
ただ、英語のドラマを字幕無しで見てもたまに笑えてるとこをみると、慣れたのかもしれません。
が、自分の英語力には全く自信が持てないですね。私の性格なのかもしれません。笑
シドニー、そしてマンリーの魅力はどんなところでしょう?
マンリーについては先ほど、少し触れましたが、”スローライフ”という言葉につきますね。みんな笑いながら小さな事を気にせず生活しているように感じます。
シドニーの魅力は、国際色豊かなところかなと思います。同じ都市でも東京とは大きな違いがありますね。
お休みの日などはどのように過ごされましたか?

家が海から自転車で10分程度のところだったので、休みの日はサーフィン一本です。
ご留学期間中、ホームスステイ滞在でしたが、ホストとのエピソードなど教えて下さい。
留学期間中、ずっと一つの家族のところに住ませて頂きました。今となっては、”私の家族”と思っています。
ドラマチックな事は無い何気ない日常を送っていたのですが、毎日、色々な事を話しました。一生ものの宝をつかみました。
留学しているなかで、一番の収穫は、英語ではなく、このファミリーとの出会いだと断言できます。
いくつかイベント毎はありましたが、お父さんが私にダジャレを教えてくれたのですが、そのオチの出し方が間違っていたのでしょうね、
前に座ってコーラを飲んでいたママがコーラを私に吹いたことが、なぜか忘れられません。笑
この留学中に考えたこと、感じたことなどあれば教えて下さい。

色々と考えました。特に自分の弱さについてしょっちゅう考えていました。思っているほど、自分は強くないな、とかですね。
ただ、その考えすぎ的な私の性格を和らげてくれたのが、この人生のひとときだったのだと感じています。小さいことにふりまわされるな、と。
今後の予定・将来の目標は何ですか?
実は、あまり考えていません。笑
ただ、オーストラリアの生活のように、自分を磨き、サーフィンをしながら生活できていけたら最高でしょうね。
これから留学する人へ何かアドバイスをお願いします。
こっちに来ていた日本人の学生は色々な思いを持って来ていました。例えば、外地を楽しむだけ楽しむ!友達を沢山作る!勉強する!
私は”英語”でした。とてーも大変でした、正直。一日一日無駄にしませんでしたからね。笑
でも、人生にこの時間があって良かったです。
なんでもそうですが”楽しむ”ことを優先すると、いろいろと実るのではないかと信じてます。
スタッフより
1年と少しの長期語学留学。マンリーというサーフィンにはもってこいの立地で楽しみながら常に英語力を上げるためにチャレンジし続けていた庄司さん。
FCEからCAEの壁は予想以上に高かったと仰ってましたが、最後に見事合格、おめでとうございます!!