【体験談】将来の夢が見つかった語学留学
熊代 佳梨さん 2015年8月13日
今回の留学のきっかけと目的を教えてください
私は日本で大学に通っており、今回休学をして語学留学に来ました。大学で物理学を専攻しているのですが、将来のことを考えた際にこの専攻を一生の仕事にするには熱意も覚悟もなかった為、他に道を見つけたいと思っていました。
そこでかねてより視野にあった『海外留学』をすることで英語力を上げながらも新たな道を見つけよう、と決心し渡豪をしました。
留学中に自分の興味のある新たな将来の道を発見することができたので、大満足の留学でした。
(本人:写真左)

留学で見つけた新たな将来の道とはどのようなものですか?
現在は 園芸や景観のデザイナー を目指しています。渡豪前は植物や景観に全く興味がなかったのですが、オーストラリアの自然の美しさと、それを愛する人々の姿勢に感銘を受けたのがきっかけとなりました。
オーストラリアは先進国でありながら、自然と共存して人々の暮らしが成り立っており、そんな社会に貢献したいと思っています。

今回の留学はいつ頃から留学をしようと考え始め、いつ渡豪をしましたか?
留学を決めたのは、将来のキャリアについて悩んでいるちょうど大学院入試の直前でした。時期でいうと渡豪した年(2014年)の8月あたりです。その年の11月にはアデレードに到着していました。留学自体が初めてだったため、依頼するエージェント選びやそこから勉強する都市・学校を選ぶのがとても大変でした。その他のことに関しては、パスポートもすでに所持しており、オーストラリアに行くのも3度目ということで、割とスムーズに準備をすることができました。
なぜアデレードという都市とカプランという学校を選んだのですか?
おそらく多くの日本人留学生が、「日本人が少ないと思ったから」と答えると思います。わたしもその中の一人です。あとは、アデレードという都市自体あまり大きくないことと、ワイナリーが近くにたくさんあることが大きな理由です。
わたしは静かに過ごすのが好きで、大きな都市が好きではないのでアデレードはとても良い選択だったと感じています。
カプランに関しては、同様に日本人が少ないということで選びました。加えて、生徒同士がとても仲が良いと担当のカウンセラーの方に教えて頂いたため、ここに行きたいと思いました。
(写真:カプランのイベントK-factor、本人:下段左から二人目)

(写真:カプランのイベントK-factor、本人:右)

今回の留学で英語の伸びは感じることができましたか?具体的なエピソードなどあれば教えてください。
伸びを日常で感じることはたくさんありました。例えば映画を字幕なしで見ることができたり、ハウスメイトと激しく口論したり...。あとは、友人が体調を崩し救急車での搬送が必要となったときに、通訳として同行したことはとても印象に残っています。医学用語はやはり難しかったものの、何ヶ月前からの症状でどんな痛みか、等問題なく救急隊員と意思疎通できたことは、自分の中で大きな自信となりました。
入学時のクラスのレベルと卒業時のレベルを教えてください。クラスが上がるまでの過程も教えてください。
入学時はintermediate(中級)レベルのクラスでしたが、入学当初からクラスのレベルは少し低いなと感じていました。ただ、スピーキングはやはり少し劣っていると自覚していたので2ヶ月ほどこのクラスで勉強をしました。その後クラス分けのテストを経て、high intermediate(中上級)レベルのクラス に移動し、5ヶ月ほどそのクラスで勉強をしました。このクラスでは自分のスピーキングスキルが非常に伸びたと思います。おそらくクラスメイトの英語力が向上したことで話す機会が増えたり、扱うトピックが難しくなったことで討論をすることが増えたことが理由だと思っています。最終的にはIELTSのコースに移り、卒業まで勉強をしました。このコースでは授業でかなり鍛えられたので、読む聞く話す書く全てのスキルがかなり向上したと自信を持って言えます。
英語の勉強は学校での勉強以外にどのようなことをやられましたか?
継続してやっていたことは、自分の辞書を作ること、映画を見ること、独り言を言うことです。辞書に関しては、単語帳をイメージして頂けると分かりやすいと思います。分からなかった単語をすべてメモして調べ、1冊の自分だけの辞書を作っていました。
映画に関しては、とにかく見る!だけでした。たくさん見るというよりは、一つの映画を何度も何度も繰り返し見ていました。字幕ありから字幕なしで見れるようになるまで、かつフレーズを暗記して真似できるようになるまで見ていました。
独り言に関しては記述するのは少し恥ずかしいのですが、話し相手がいるときにしかスピーキングの練習ができないのは歯がゆいと感じたので、部屋に一人でいるときなどに独り言を言うようにしていました。これは、英語のリズムに慣れる上でかなり重要な役割を果たしていました。映画で覚えたフレーズとかを何回も言ったりして...。
英語は本当にトレーニングあるのみです。
普段の生活で勉強以外にやったことはどのようなことがありますか?
友達と旅行したり、バイトをしたり.....印象的で特別なことはしていません。しかし、普通のことですら文化が違うだけで特別なことに変わるので、とても思い出に残っています。
その中でも友達といった旅行がとても思い出に残っています。
アデレードでは定番のコースですが、バロッサバレーとマクラーレンベールとヴィクターハーバーに行きました。友人がレンタカーやホステルの手配をしてくれたので、自分ではほとんど何もやっていません。友人に感謝です。。。
アデレードは交通も整っていますが、日本に比べて規模が大きいので旅行の際は車が必須だと思いました。

アルバイトはどのようなことをやられましたか?
Sushi train という回転寿司のチェーン店で働いていました。業務内容はウェイトレスで、想像していたよりも会話の能力が必要とされたので、ネイティヴの言い回し等を理解するスキルが上がったと思います。また時給は17~22ドルでした。日本で普通にアルバイトをするときよりもいい時給で、かつ土日は給料が上がるので、とてもありがたかったです。
アルバイトはどのようにして見つけましたか?
基本的にはお店に直接訪問して、レジュメを置いて回るということを繰り返していました。骨の折れることでしたが、結果的にいいアルバイトを見つけることができたのでよかったです。では最後に、日本帰国後の今後のプランを教えてください
帰国後は大学を卒業し、アデレードにもう一度帰って来ようと思っています。とりあえずワーキングホリデーで渡豪し、大学かTAFEに入学することを考えています。ゆくゆくはオーストラリアの永住権をとれたら、と思っています。