【体験談】ニューサウスウェールズ大学卒業!5年間の留学を振り返ってーその2.ファンデーションコース
藤浪 知広さん 2015年1月14日
ニューサウスウェールズ大学卒業!5年間の留学を振り返ってーその1.英語学校 からの続きです
ELSユニバーサルイングリッシュカレッジの進学準備コースで優秀な成績を修め、ファンデーションコースへ!
ファンデーションコースのクラスメートと一緒に
ファンデーションコースなしでも、大学進学が可能でしたが、あえてファンデーションコースから進学しようと思ったのはどうしてでしょうか?
日本の大学の商学部に2年間在籍していた事が理由で、ニューサウスウェールズ大学からファウンデーションコースなしの入学オファーをもらったのですが、日本の大学と海外の大学では学習内容の濃さに大きな違いがあると考えた為、もう一度基礎から学びなおす意味でファウンデーションから進学しました。
事実、この判断は正しく、ファウンデーションなしでは大学卒業は難しかったと考えています。(あくまでも個人的な意見ですが。)
ファンデーションコースで具体的にはどんな事を学びましたか?
大学でのコースをCommerceを希望していたので、ファンデーションコースでもCommerce Streamで学びました。
科目としては経済(ミクロ、マクロ)会計、法律、政治、英語、数学(日本の高校2年生レベルよりは低いくらい。2B?の途中まで)、情報(word,excel, ppt, access, adobe illustrate, dreamweaver等 )。
全ての授業内容が大学の本課程の授業に結びついています。
1クラスは15人以下で、1年間クラスメートは固定です。
ファンデーションコースの先生は、オーストラリア人、マレー系オーストラリア人(法律、政治)、インド人(数学)、中国人(会計)など、様々な国籍でした。
ファンデーションコースでの勉強以外、自主学習は一日どのくらいの時間をかけていましたか?
毎日放課後3〜4時間は自主学習をしていたと思います。
金曜夜はクラスメートと遊びに出かけ、土曜はゆっくり過ごし、日曜からまた勉強に追われる、、、といった感じです。もちろん、課題があれば更に自由時間は減ります。
大学進学してからファンデーションコースを経由していて良かった、と思える大きなポイントはどんなところでしょう。
ファウンデーションの授業は全て大学一年目の授業の基礎に結びついている為、ファウンデーションを経由した事で大学生活にスムーズに入り込めたと思います。
ELSからのダイレクトエントリー(IELTS免除)でファンデーションコースへ進まれましたが、英語学校で学んだことで実際に進学後に役立った点は具体的にどんなところでしょうか。
ダイレクトエントリーをするにはAE(進学準備コース)をパスする事が条件なのですが、AEにはIELTSとは違ってプレゼンテーションやグループワークがあります。この二つは大学で間違いなく必要なスキルであり、早い段階で経験できていた事は、大学進学後に大いに役に立ちました。
ファンデーションコース入学英語力条件はIELTS5.5ですが、順調にコースについていくには、最低でもIELTS6.0~7.0、そして数学、多少の経済、政治に関する知識があると望ましいです。
ファンデーションコースで印象に残るエピソードがあれば教えて下さい。
国籍はどうしても進学を目指すアジア圏の学生ばかりのため偏っていて、Commerce Streamは学生200人中アジア人が99%。その中の80%が中国出身です。後はベトナム、韓国等。日本人は私一人でした。
また落第率が非常に高く、自分のクラスから学部に上がれたのは4割ほどで、半分以上の生徒が学部変更もしくは転校、中退などしました。
その代りファウンデーションについていけるのであれば、大体は大学の本課程も卒業できると思います。
ニューサウスウェールズ大学卒業!5年間の留学を振り返ってーその3.大学へ続く