パースの公共交通機関
パースの電車、バス、通勤通学用フェリーはTransperth(トランスパース)が運営しています。これらの乗り物は、共通のスマートライダーという共通乗車カードで利用できます。パース市の中心から放射状にサービスエリアが9ゾーンに分けられており、移動したゾーン数で料金を支払うシステムです。また、2セクションという、短い移動距離の場合に適用される区間があるほか、市内の中心部には無料で移動できる区間もあります。
スマートライダー -SmartRider-
スマートライダーはパースの公共機関すべてに利用できるカード。購入はパースの各駅に併設されているトランスパースインフォセンターで購入できます。
カード購入代金は6週間以上フルタイムで通学する留学生はConcessionという学生料金で5ドル、一般は10ドルで、これに運賃分を追加して支払います。このスマートライダーを利用すると、現金で切符を購入するより10%〜20%安くなります。乗り換え時もそのままスマートライダーをかざすだけ。運賃を追加で入れたい場合はトランスパースインフォセンター、駅のAdd Valueと書いてある券売機で可能です。乗車時にスマートライダーを機械にかざすことをTag on、降車時はTag offといいます。
注意点は、Tag onを忘れると100ドルの罰金。Tag offを忘れると1日分の乗車運賃を翌日チャージされてしまうこと。また、学生料金で利用される方は、必ず学生証と一緒に持ち歩きましょう。
パースバス -Perth Buses-
パース市内とその近郊はバスの路線が充実しており、もっとも手軽な交通手段といえるでしょう。シティのメインターミナルは、Wellington Streetのパース駅の隣、Perth Busportのバスステーションと、主に南方面へ行くバスが発着しているMount Bay RoadのElizabeth Quayバスステーション。乗りたいバスが近づいてきたら、手を上げて合図し、乗車はバス前方の扉からとなります。スマートライダーを使用する場合は、乗車時に運転席近くの機械にカードをかざすと乗車記録がカードのチップに残ります。スマートライダーが無い場合は運転手に目的地を告げて運賃を支払います。降りたいバス停が近づいてきたらボタンを押して知らせ、バス中央のドアから下車します。その際、スマートライダーで乗車した人は下車時にも出入り口付近にある専用機械にカードをかざし下車記録を残します。日本のようにバス停に名前が付いていないので、◯◯通りを曲がったらボタンを押す、◯◯の建物が見えたらボタンを押す等、前もって準備しておくとよいでしょう。
無料のキャットバス-Cat Bus-
パース、フリーマントル、ジューンダラップ市内中心には無料のCAT(The Central Area Transmit)バスが循環運行しています。パースはレッド、イエロー、ブルー, グリーン、パープルに色分けされた5ルート、フリーマントルはレッド、ブルーキャットの2つ。ジューンダラップはレッド、ブルー、イエローとルートの違うキャットバスが無料で走っているため、通学、市内観光の際にもオススメの移動手段です。
キャットバスに乗る場合は、スマートライダーをTag on、Tag offする必要はありません。
電車-Perth Train-
パース駅、パースアンダーグランド駅発着の電車は、ヤンチェップ線、フリーマントル線、ミッドランド線、ソーンライン線、アーマデール線、マンジュラ線、エアポート線の7路線。切符はホーム備え付けの券売機で購入できますが、お札が使えない駅もあるので注意しましょう。改札の無い駅もまだ多くあります。改札が無い駅ではスマートライダーをかざす機械がプラットフォームにあるため、忘れずにTag on/Tag Offをしましょう。車内検札が厳しく、無賃乗車者には罰金100ドルが課せられます。
駅やプラットフォームには案内モニター(駅によっては案内板)が設置されており、案内モニターで出発時刻やプラットフォームを確認します。
各駅停車ではない電車や、一つのプラットフォームに異なる路線の電車が入ることもあるので、電車に乗り込む前に、目的の駅で止まる電車なのかを確認しましょう。
夜7時以降は電車の本数がぐっと減ります。乗車時間を確認し、行動するようにしましょう。
フェリー -Perth Ferries-
パース市内と対岸サウスパースを結ぶ交通機関です。サウスパース、スワンリバー沿いでのバーベキューやパース動物園に行くには便利です。スマートライダーが利用でき、運賃もバス、電車と同じ。フェリーも市民の手軽な通学・通勤手段です。
ゾーン-Zone-
パースの公共交通機関はどれもゾーン制になっています。乗車する駅から降車する駅の距離で料金が変わります。ゾーンは無料〜9ゾーンまでありますが、通常留学生が通学するゾーンは無料区間〜3ゾーンまででしょう。
ゾーンマップ
こちらTransperthのサイト(英語)からご覧いただけます
※上記は2024年7月〜2025年6月の料金です。
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