オーストラリアの交通機関、ルール
オーストラリアでは車、バス、電車、フェリー、モノレールなど多くの公共交通機関があります。都市や場所によって便利なものが異なりますが、もっとも一般的に用いられているのはバスです。
オーストラリアのバスについて
どの都市でも同じように言えるのですが、日本と決定的に違うのが、基本的に車内アナウンスがないこと、殆どのバス停に名前がついていない事です。(アデレードのバス停には番号が割り振られています)
そのため、留学生活を始めたばかりの、土地感のない頃は、非常に乗りにくく感じるかもしれませんが、一旦ルールやコツがつかめれば、いろいろな所にいける便利な乗り物です。
シドニー市内の555バス、パースのCATバス、アデレードの99Cバスなど、場所や時間によっては無料のものもあります。
オーストラリアの電車について
車内アナウンスもあり、比較的時間通りに来る乗り物です。
しかし日本ほど地下鉄が整備されているわけではありませんし、比較的時間通りに来るというだけで 5分の遅れは当たり前です。
また、夜間の車内は治安も考え、乗客の多い車両、駅構内のNight Safe Area から車両へ乗るようにしましょう。
電車が日常の通勤、通学の交通機関になる都市は、シドニー、メルボルン、ブリスベン、パース、アデレードになります。
オーストラリアのタクシーについて
オーストラリアのタクシーは比較的、安全な乗り物と言えます。基本的にシドニー以外の街では流しのタクシーはつかまりません。タクシースタンド(タクシー乗り場)を利用するか、電話で呼びます。
日本と違うところは、ドアが自動開閉ではないということ、1人で乗る場合は後部座席ではなく、助手席にのるのが一般的な事です。しかし、安全面から、女性は一人で乗車する場合でも後部座席に乗ることをおススメします。
大型のワゴンタイプや、電話でタクシーを呼んだ場合、特別なイベントがあった場合も追加料金が必要です。また、夜間料金もあります。タクシーのドライバーはあまりつり銭を持っていないことが多いので、10ドル以上のお釣りが必要な場合は乗車時に確認すると良いでしょう。
タクシー呼び出し番号:13 10 08
オーストラリアのフェリーについて
フェリーが日常的に通勤、通学の交通機関として使われるのはシドニー、ブリスベンになります。(一部、滞在場所によってはメルボルンやパースなどでも利用されます。)特にオーストラリア留学中に毎日のんびりフェリーに乗ってオペラハウスやハーバーブリッジを眺めながら30分通学っていうのはシドニーの一部の留学生達の日常だったりします。
オーストラリアのトラム、路面電車について
メルボルンのトラム
「トラムを制するものはメルボルンを制す!」です。メルボルンの代表的な乗り物のトラム。市内の中心部から市街へとたくさの路線で結ばれています。本数も多く。そして使い勝手が良いので移動にはもってこい。切符は距離制ではなくゾーンと時間制になっています。
アデレードのトラム
アデレードの街を北と南に伸びている移動手段がトラムになります。アデレード市内北側のエンターテイメントセンターから市内の南部サウステラスまでは無料で乗り降り可能。サウステラスから南西に行けば、アデレードのビーチタウン「グレネルグ」まで25分です。本数も多く。そして使い勝手が良いので市内のちょっとした移動にはもってこい。
シドニーのライトレール
シドニーのライトレール(路面電車)” class=”leftphoto” />セントラルステーションからチャイナタウン(中華街)、スターシティー・カジノやフィッシュマーケット(魚市場)に移動する時に使うと便利。路線が拡張されフィッシュマーケットより西の住宅地リリーフィールド地区まで終点になっています。今後はさらに西南地区まで拡張予定で、電車、バス、フェリーに次ぐ交通機関として注目です。
オーストラリアの交通ルールについて
運転免許証
オーストラリアでは、州によっては日本の免許証の英文訳とパスポートを持っていれば運転が出来るところもあります(オーストラリア政府認定の翻訳者の英文訳のみ)。
国際免許証でも運転出来ます。
州によっては日本人でもオーストラリアの免許を取得できる地域もあります。
日本で免許を持っていない場合、オーストラリアで免許を取得して、その後 3ヶ月以上オーストラリアに滞在すれば、日本帰国後に日本の免許証へ書き換えが出来ます。
車の交通規則
オーストラリアの交通ルールは、一番の基本が日本と同じ、右ハンドルの左側通行です。
オーストラリアでは基本的に左ハンドルの車の輸入が認められていませんので、滅多に左ハンドルの車を見ることはありません。
また、州によって交通規則が若干違います。
日本同様、シートベルトの着用が義務付けられています。後部座席も子供のチャイルドシートも同様です。ドライバーが罰金の対象となるのでお友達を乗せるときは皆にシートベルトをしてもらいましょう。
自転車
どちらかというと、オートバイのような車両扱いなのでしょうか・・・免許こそ必要ありませんが、車道を走らなくてはならず、ヘルメットの着用が義務付けられています。
ヘルメットをしないのは罰金の対象となりますし、混雑している市内で歩道を走っていると怒られたりします。都市や街によっても違います。
オーストラリアで車を購入するには?
車の購入
オーストラリアでは近年新車の値段は下がってきました。しかしながら中古車の値段は相変わらずかなり高めです。そのため個人売買や、オークションが頻繁に行われています。
古い車を安く買える人もいれば、新しい車をお得な値段で買える人もいます。
ですが、安物買いのナントカっていう言葉があるように、値段に釣られて良く調べもしないで車を買うと買ってすぐに故障に見舞われ結局大損してしまう場合もあるので、車を買うときは車に詳しい知り合いや業者さんにチェックして貰ってから買う事をオススメします。
車検について
日本同様オーストラリアにも車検がありますが、日本に比べるとそれほど厳しくないです。
修理工場やガソリンスタンドなどでセーフティチェックという確認作業をしてもらい、保険会社でサードパーティーと呼ばれる1年間の自賠責保険に加入し、それらの証明書をもって各州の陸運局にいき、税金を払えば車検がもらえます。
州によって手続きが変わる場合があります。
個人売買で購入した場合は、早めに名義変更の手続きをして下さい。
売買成立後、一定期間が過ぎても名義変更を行っていない場合、追加料金を取られることがあります。
また他州のナンバープレートが付いている車を購入した場合、名義変更や車検の際に手数料が別途かかったり、その州に行く必要がありますので購入時に確認すると良いでしょう。
オーストラリアのレンタカーについて
レンタカーを借りる
オーストラリアでレンタカーをする場合には、身分証明書として、国際免許証、クレジットカードが最低限必要です。
また、レンタカー会社によっては 25歳未満にはレンタルしないところもあります。
レンタカーの料金は車種、レンタルする期間、時期によって異なりますが、安いところでは一日 40ドル前後で借りられるレンタカー会社もあります。
レンタカーの保険
通常、レンタカーの事故、盗難の為の保険は強制ではなく、別料金ですが、大きなお金ではありませんので万一の事故の事を考え、保険には加入するようにしましょう。
保険に入ったとしても事故は起こさないように細心の注意が必要です。
ガソリンについて
ガソリンスタンド
オーストラリアのガゾリンスタンドは殆どセルフサービスです。
UNLEADED、LRP(LEADED)、DIESEL、LPG などの種類から自分の車に合ったガソリンホースを選んで自分で給油し、カウンターにいってお金を支払います。
ガソリンの種類
オーストラリアでは 1986年以降に製造された車のほとんどの車が UNLEADED のガソリンで走ります。1985年以前の車だと LRP(LEADED)で走る車もあります。
車に合っていないガソリンを入れると故障の原因になりますので、確認してからガソリンを入れましょう。
ガソリンの値段は年々上がってきていますが、1週間の間でも週末は高かったり、火曜日が安かったり( 1リッターあたり 10¢以上安かったりしますよ!)とばらばらです。
オーストラリアのガソリンの値段は最近非常にばらつきがありますが、目安としては $1.20~$1.50 程度です。