オーストラリアのインターネット
オーストラリアにご渡航される日本人留学生の殆どが、インターネットを何らかの形でご利用されています。メールやスカイプで日本にいる友人やご家族とやりとりされたり、インターネットから様々な情報を取得されています。
日本からノートパソコンやiphoneなどを持参される方も多く、それに伴い、オーストラリアのインターネット環境についてのお問い合わせも多くなってきています。
そこで、今回はオーストラリアのインターネット環境を日本と比較しながらご紹介します。
オーストラリアのインターネット環境
一般的に、オーストラリアのネット事情は日本より遅れていて、ADSLなどのブロードバンドが主流となります。
近年になり光ファイバー(こちらではNBNブロードバンドと言います)も契約できるようになりましたが、実質カバー率が非常に低く、日本のような高速の光回線は普及しておりません。
オーストラリアのADSL速度は、2MBps~8MBps 程と遅いです。日本の回線速度がおよそ50Mbps~100Mbps程ということを考えますと、日本のインターネットに慣れてしまった人にとっては、使いづらいと感じるかもしれません。
容量無制限プラン提供のプロバイダーは少ない
もう一つ注意すべき点として、1ヶ月のダウンロード量に制限がある場合が多いということです。
オーストラリアのADSLサービスによくある特徴が、ダウンロード量が規定量の上限を越えた場合、超過分のデータ量ごとに課金されたり(例:30セント/1MB)、回線速度が急激に遅くなったり(例:256kbps→64kbps)します。
人によって、1ヶ月にどのくらいインターネットを利用するかは異なると思いますが、特に、Youtubeなどの動画閲覧サイトやスカイプのテレビ電話を頻繁に利用する方は、ダウンロード容量を大幅に超えてしまい、ホストファミリーやシェアハウスオーナーとのトラブルの原因になることがありますので、注意が必要です。
最近は、シェアハウスでも、WIFI利用できる環境が一般的です。(月々の利用額も家賃に含まれることがあります。)
家でもインターネットを使いたい方は、このような条件のシェアハウスを探すといいと思います。
何人かで共同で利用する場合は、インターネットを使いすぎて他の人の迷惑をかけないように心掛け、ダウンロード量の上限や回線速度に合わせた使い方を心掛けましょう。
ワイヤレスモデムの利用
お住まいの家にインターネット環境がなく、それでも家でインターネットを利用したいという方でしたら、携帯電話会社などで簡単にご契約できるワイヤレスモデム(ポケットWIFI)がお奨めです。こちらは、プロバイダーがカバーしている地域であればどこへ行っても専用モデムで受信してワイヤレスで接続することができます。速度は日本と同じLTEが普及していますが、容量制限がありますのでプリペイド式で使用金額をコントロールされるのが良いでしょう。
こちらをご契約されましたら、ネット環境の無い場所でも、パソコンでインターネットを利用することができ、また持ち運び可能ですので、宿泊先を移動された場合でも、引き続きインターネットをご利用いただけます。
ワーキングホリデーメイカーをはじめ、多くの日本人が利用しています。
公共スペースでの無料WIFIについて
屋外での無料WIFIスポットは、実は日本よりも進んでいると言われます。オーストラリアの公共機関(図書館)やマクドナルドなどのファーストフード店、大きなショッピングセンター内で、無料WIFIを気軽に利用できます。
また州や市(アデレードなど)が設置している無料WIFIもありますので、メールの確認やインターネットの調べものなど、あまり大きなデータを使用しない方でしたら、これらの場所での利用だけでも十分だと思います。
また、学校のキャンパスでも無料WIFIを利用できるところが一般的ですし、学校のパソコンも使うことも出来ますので、授業の合間にメールチェックなどを行えます。
現地日系インターネットレンタル会社
コンピューターに詳しくない場合は日系のレンタルショップにてモバイル3Gブロードバンドを契約する方がいざという時に助けて貰えます。