オーストラリアの基礎知識
オーストラリア連邦
輝かしい太陽と自然に溢れているオーストラリア。その面積はロシア、カナダ、中国、米国、ブラジルに次ぎ、世界で6番目に広く、東西が約4,000km、海岸線が約3万6,700kmという広大な大陸国家です。
正式国名 | オーストラリア連邦 (Commonwealth of Australia) |
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首都 | キャンベラ |
面積 | 769万平方キロ |
人口 | 2,378万人 Australian Bureau of Statistics より(2015年6月時点の統計) |
公用語 | 英語 |
宗教 | キリスト教(70.9%) |
通貨 | オーストラリアドル(AUS$) 三菱東京UFJ銀行外国為替相場へ |
硬貨 | 5¢、10¢、20¢、50¢、$1、$2 |
消費税 | 10% |
政治 | 立憲君主制 |
議会制度 | 二院制 |
国家元首 | エリザベス二世英国女王(Queen Elizabeth II) |
国色(ナショナルカラー) | グリーン・ゴールド(1984年設定) |
国家 | Advance Australia Fair |
国の動物 | カンガルー |
オーストラリアの州と各州都
オーストラリアは6つの州と1つの準州、首都キャンベラのある首都特別地区からなる連邦国です(オーストラリア連邦政府1901年結成)。
ニューサウスウェールズ州(NSW) | シドニー |
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ビクトリア州(VIC) | メルボルン |
クイーンズランド州(QLD) | ブリスベン |
西オーストラリア州(WA) | パース |
南オーストラリア州(SA) | アデレード |
タスマニア州(TAS) | ホバート |
首都特別地区(ACT) | キャンベラ |
北部準州特別地区(NT) | ダーウィン |
オーストラリアの国旗
<ユニオン・ジャック(Union Jack) 左上>
イギリスの国旗であるユニオン・ジャックがオ ーストラリアとイギリスの歴史的なつながりを表しています。
<南十字星(SouthernCross) 右上>
4つの七綾星と1つの五綾星が、南半球を代上する星である南十字星をかたどっています。
<Commonwealth Star 左下>
七綾星は6つの州と特別地域(北部準州と首都特別地域)を表わしています。最初は六稜星でしたが、1908 年から特別地域を含む七稜星になりました。
オーストラリアの気候
オーストラリアは国土面積が日本のおよそ22倍という広大な大陸。そのため地域によって気温も気候も様々です。
南半球に位置するため北へ行けば行くほど温かく、クイーンズランド州は年間を通して温暖な地域。特にクイーンズランド州北部(タウンズビル~ケアンズ)90万ヘクタールに渡り広がる「クイーンズランド湿潤熱帯地域」は、1億1000年前に形成された世界最古の熱帯雨林として、1981年に世界自然遺産に登録されました。またこの地域は四季がなく雨季と乾季にわかれています。
逆に南部のほうは四季がはっきりわかれており、夏の暑さも冬の寒さも北部より極端になります。
オーストラリアの季節
南半球にあるため日本とは季節が真逆です。<10月~翌年3月頃まで>が夏になるためクリスマスやお正月は夏本番と言ったところです。そして<6月~8月頃まで>が短い冬になります。
地域にもよりますが、四季があるような場所はかなり乾燥しており実際の気温ほどの暑さは感じられません。また、年間を通して朝夕と日中の寒暖の差が激しいのもオーストラリアの気候の特徴で、1日の最低気温~最低気温には10度ほどの差があります。
オーストラリアと日本との時差
オーストラリア国内では東部、中央部、西部で3つの時間帯に分かれており、日本との時差はわずか30分~1時間。実は時差の少なさは意外と大切で、体調面はもちろん、日本にいる家族や友達との連絡もスムーズに取れるのは、留学地として魅力の1つと言えます。
日本時間+30分の都市 | アデレード、ダーウィン、エアーズロック |
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日本時間+1時間の都市 | シドニー、メルボルン、ブリスベン、ケアンズ、ゴールドコースト、ホバート |
日本時間-1時間の都市 | パース |
サマータイムとは?
日が長くなる夏の間だけ時計を1時間早める制度をサマータイム(英語ではDay Light Saving)と言います。サマータイムを実施しているのは次の5つの州・地域です。
期間 | 10月最終日曜日~翌年3月の最終日曜日 |
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実施地域 | サウスオーストラリア州、 ニューサウスウェーズ州、 ビクトリア州、首都特別地域<、タスマニア州 (10月の第 1日曜から) |
オーストラリアの飲料水について
日本は軟水、オーストラリアは硬水なので水の成分が若干違いますが、オーストラリア全土を通じて水道水を飲むことが出来ます。
スーパーなどで購入するペットボトルの水は $2.00~$3.00程度。 オーストラリアでは「天然水=Natural Water/Spring Water」、「炭酸水=Mineral Water/Sparkling Water」、「水道水=Still Water/Tap Water」と呼びます。
オーストラリアは日本より乾燥しているので、こまめに水分を取るように心がけましょう。
オーストラリアの治安は?
オーストラリアは比較的安全な国ではありますが、自分が海外から来た外国人だという認識を忘れずに行動してください。アメリカと違って銃社会ではありませんので発泡事件などは滅多に起きませんが、軽犯罪の発生率は日本に比べるとかなり高く、スリ、置き引き、引ったくり、空き巣といった軽犯罪には日頃から十分に気をつけてください。カバンや携帯電話など、手回り品には細心の注意を払うようにしましょう。
また、危険と言われている所に興味本位で近づいたり、特に女性は夜に1人で出歩かないようにしましょう。
オーストラリアのタバコ事情
2016年現在、オーストラリアは「世界一、タバコが高い国」です。1995年に1箱5ドル(450円)だったタバコの価格は年々価格が上昇し2016年9月現在、25本入りの1箱が25ドル(約2,000円)まで値上がりしています。更に新年度予算案では、2017年から4年間、毎年12.5%ずつタバコの税率を上げることが盛り込まれているようです。
またオーストラリアは煙草規制条約(FCTC)というものを集結しており、禁煙国家の先駆け的存在です。そのため喫煙可能なエリアは非常に限られており、全ての公共施設(学校、病院、空港、駅、公園・・・など)は全て禁煙で、公共施設の出入り口から半径4メートル以内も禁煙区域となります。因みにホテルも全室禁煙、且つ、敷地内も完全禁煙という場所もあります。
レストランやバーも完全禁煙で分煙もありませんので、「いかなる場所であろうと基本的に「屋内禁煙」、且つ、屋外でも喫煙可能なエリアは厳しく規制されている」ということを覚えておきましょう。
オーストラリアは州によって多少規則が異なるので、喫煙される方はその州のルールしっかり確認してマナーをもって喫煙するよう心がけてください。