ブリスベン:魅力溢れる街
オーストラリアのクイーンズランド州に位置するブリスベンは、年間を通して温暖な気候とフレンドリーな人々で知られる、活気あふれる都市です。

2032年にはオリンピックの開催地として、世界中から注目を集めることが期待されています。

今回は、そんなブリスベンの魅力について、様々な角度からご紹介します。

温暖な気候


ブリスベンは、年間を通して温暖な亜熱帯性気候に恵まれています。 日中の平均気温は20℃から30℃で、湿度も高めです。雨季にはスコールのような雨が降ることもありますが、すぐに晴れることがほとんどです。

冬は温暖で乾燥しており、平均気温は11℃~21℃です。 早朝や夜は冷え込むこともありますが、めったに0℃以下になることはありません。 年間を通して日照時間も長く、屋外での活動を楽しむのに最適な環境です。

このような過ごしやすい気候は、ブリスベンでの生活を快適なものにしているだけでなく、年間を通して様々なアクティビティを楽しむことができるのも魅力です。

治安が良い


「安全な留学地」これは留学先選びの大きな決め手となる必須条件の一つではないでしょうか。

日本は治安が良い国として知られていますが、オーストラリアに留学してみると私たち日本人でさえ「なんて平和な国なんだろう」と感じることがよくあります。

日本と同じくオーストラリアにも厳しい拳銃規制があるため、銃による犯罪や事故はほぼゼロ。オーストラリアと言えば気候の良さに目が奪われがちですが、英語圏の中でも安心安全な生活環境が整っています。
とは言え海外ですから、無防備な行動や1人で夜に出歩くなどの行為は控えましょう。

人も気候も温かい


ブリスベンは、温暖な気候だけでなく、人々の温かさも魅力です。 多文化都市であるブリスベンには、様々な国籍の人々が暮らしており、互いに尊重し合いながら生活しています。

街全体にゆったりとした雰囲気が漂い、リラックスして過ごすことができます。 また、アボリジニの文化が色濃く残る地域でもあり、古くからの歴史と多様な文化遺産に触れることができます。

2032年度はオリンピック開催地


ブリスベンは、2032年に夏季オリンピック・パラリンピックの開催地として選出されました。 これは、オーストラリアで3回目、南半球では4回目の夏季オリンピックとなります。 オリンピック開催に向けて、街のインフラ整備も進められており、今後ますます発展していくことが期待されます。 競技会場はブリスベン市内だけでなく、近隣のゴールドコーストやサンシャインコーストにも設置される予定です。 また、サッカーの予選は、ケアンズやタウンズビルなど、クイーンズランド州の他の都市でも開催される予定です。  

大会に向けて、ブリスベンでは、サステナビリティを重視した都市開発が進められています。 例えば、新しい競技会場として、Roma Street Parklandに17,000~18,000席を収容できるBrisbane Liveアリーナを建設する計画があります。 このアリーナは、オリンピックでは水泳と水球の決勝戦、パラリンピックでは水泳競技に使用される予定です。 また、既存のCentenaryプール複合施設を移転し、跡地に新たな施設を建設する案も検討されています。 これらの計画は、オリンピック後の街の持続的な発展にも貢献するものと期待されています。  

オーストラリアオリンピック委員会は、2032年のオリンピック開催に向けた準備を加速させており、会場の決定など、重要なインフラ整備に関する決定を数か月以内に行う必要があると発表しています

住まいも仕事も見つけやすい


ブリスベンは、オーストラリアの他の主要都市と比べて、比較的住居費が安く、住まいを見つけやすい都市です。 市内には、高層マンションから一戸建てまで、様々なタイプの住居があります。賃貸物件も豊富で、予算やライフスタイルに合わせて選ぶことができます。 近年では、ブリスベン川沿いの再開発が進み、おしゃれなアパートメントやマンションが増えています。  

また、ブリスベンは、オーストラリアの主要都市の中でも、失業率が低く、仕事を見つけやすい都市です。 医療、専門サービス、小売業など、様々な産業が盛んで、求人も豊富です。 特に、医療・バイオテクノロジー分野は、100以上の施設と世界クラスの大学が集積しており、高い成長を遂げています。 また、資源・エネルギー分野も盛んで、世界的な資源研究・技術の中心地として知られています。 ビジネスサービス産業も急速に成長しており、金融・保険業界の雇用は、過去5年間で他の主要都市の平均の2倍の速さで増加しています。  

ただし、ブリスベンはシドニーやメルボルンなどの大都市に比べると規模が小さく、求人数も限られています。 また、地元での経験を重視する傾向があり、他の州や海外でキャリアを積んできた人は、就職活動において不利になる可能性もあります。

シティライフもビーチライフも楽しめる


ブリスベンは、都会的な魅力と自然の魅力を両方楽しめる都市です。市内中心部には、高層ビルが立ち並ぶ近代的なエリアがあり、クイーンストリートモールはクイーンズランド州最大の歩行者専用モールです。

また、緑豊かな公園や庭園も多く、市民の憩いの場となっています。 ブリスベン川沿いは、遊歩道やカフェが整備され、美しい景色を眺めながら散策したり、食事を楽しんだりすることができます。 また、市内には、美術館、博物館、劇場など、文化施設も充実しています。  

一方、ブリスベンから少し足を延ばせば、美しいビーチや島々を楽しむことができます。

ブリスベン近郊のビーチリゾートと国立公園

ブリスベン近郊には、魅力的なビーチリゾートや国立公園が数多く存在します。

モートン島: 世界で3番目に大きな砂の島で、海水浴、サーフィン、ダイビングなど、様々なマリンスポーツを楽しむことができます。 また、沈没船のタンガルーマ・レックスでのシュノーケリングやダイビング、砂丘でのサンドサーフィン、野生イルカへの餌付けなど、ユニークな体験もできます。
 
ノース・ストラドブローク島: 手つかずの自然が残る島で、ハイキングやキャンプを楽しむことができます。 また、5月から11月にかけては、沖合でザトウクジラを見ることができます。
 
ゴールドコースト: サーファーズパラダイスなど、世界的に有名なビーチリゾートがあります。 テーマパークやショッピングモールもあり、エンターテイメントも充実しています。
 
サンシャインコースト: ヌーサ国立公園など、自然豊かなエリアです。 美しいビーチや国立公園で、リラックスした時間を過ごすことができます。
 
スプリングブルック国立公園: 古代ゴンドワナ多雨林の一部であり、滝や洞窟など、見どころ満載です。 ブリスベンから車で約1時間半の場所にあり、日帰り旅行にも最適です。  

これらのビーチリゾートや国立公園は、ブリスベンから日帰りで行くことができる場所も多く、気軽に自然を楽しむことができます。

ブリスベン市内のおすすめスポット

ブリスベン市内にも、魅力的なスポットがたくさんあります。

ストーリーブリッジ: ブリスベンを象徴する橋で、橋の上から街を一望できます。 また、橋の登頂やアブセイリングなどのアクティビティも楽しめます。  

シティ・ボタニック・ガーデン: ブリスベン川沿いに広がる緑豊かな植物園で、1820年代に囚人によって最初の作物が植えられました。 熱帯雨林の林、ユリの池、マングローブの遊歩道など、様々なセクションがあります。
 
サウスバンク・パークランズ: ブリスベン川沿いに広がる公園で、人工ビーチや遊園地、博物館などがあります。 市民の憩いの場として、また観光客にも人気のスポットです。  

ブリスベンは、このように都会と自然が調和した都市であり、様々なライフスタイルを楽しむことができます。 アマンダ・シャドフォース氏によると、ブリスベンのファッションやスタイルは、亜熱帯性気候の影響を受けており、人々は明るい色や素材を組み合わせることで、個性を表現しています。

学校の選択肢が豊富


川と緑に囲まれたブリスベンには多くの教育機関(語学学校、専門学校、大学)があります。
コンパクトな都市部にたくさんの学校があり、学生の英語力を高めるため初級から~上級まで幅広いクラスレベル、目的に合わせた様々なコースの種類、ユニークなカリキュラムが導入されています。その為ブリスベンは「厳しくても英語力を伸ばしたい!」と考える人から、「アクティビティを重視した学校で友達を作りたい」という方まで、多種多様なタイプの学校(コース)を選択することができます。

また、大学も名門クイーンズランド大学を始め、クイーンズランド工科大学、グリフィス大学など世界的にも非常にレベルの高い大学で多くの留学生が学んでいます。近年は学士課程や修士課程への留学はもちろん、1年間の休学制度を利用してStudy Abroad(聴講留学)に参加する大学生も増えており、現地オーストラリア人学生に混じって切磋琢磨しながらオーストラリアのキャンパスライフを楽しんでいます。ブリスベンが特に長期留学生に人気が高い理由は、この「自分の目的にあったプランを探せる留学地」という点にもあります。

便利でお得な公共交通機関


ブリスベン市内では、バス、電車、フェリーなどの公共交通機関が充実しており、どこへ行くにも便利です。 Translinkと呼ばれる統合交通システムにより、これらの交通機関はシームレスに連携しています。  
バス
バスは、市内全域を網羅しており、深夜バスや週末も運行している路線もあります。  

CityGlider: 市内中心部を走る高頻度バスサービスで、ピーク時には5分間隔、オフピーク時には10~15分間隔で運行しています。  
無料のシティループバス: 市内中心部を循環する無料のバスサービスで、時計回り(ルート40)と反時計回り(ルート50)の2つのルートがあります。 7時から18時まで10分間隔で運行しています。  
バス: 主要な路線を運行する高頻度バスで、毎日午前6時から午後11時30分まで少なくとも15分間隔で運行しています。  

電車
電車は、市内中心部と郊外を結んでおり、空港へのアクセスにも便利です。  

エアトレイン: 国内線・国際線ターミナルから市内中心部までを結ぶ電車で、所要時間は約20分、15~30分間隔で運行しています。 Go Cardを利用するか、乗車前に切符を購入する必要があります。エアトレインのウェブサイトから事前にチケットを購入すると割引料金が適用されます。  
フェリー
フェリーは、ブリスベン川沿いを運行しており、通勤や観光に利用されています。  

CityCat: 高速カタマランフェリーで、観光客や通勤者に人気があります。 ブリスベン川沿いを、UQ St Luciaからノースショア・ハミルトンまで運行しています。  
CityFerry: 比較的小型の船で、ブリムバ-テネリフ間、ホルマンストリート-リバーサイド間など、人気の川越ルートを運行しています。  
CityHopper: 以前のCityHopperサービスは廃止され、新たなクロスリバーサービスに置き換えられました。これにより、より多くのトリップと他の交通手段への接続が改善されました。

公共交通機関の運賃は、Go Cardと呼ばれるICカードを使うと割引になります。 また、2024年8月からは、生活費対策として、すべての公共交通機関の運賃が50セント均一になっています。 この割引は、州政府と野党の両方から恒久化が約束されており、今後も継続される見込みです。

日本~ブリスベンまで直行便が就航!


日本からブリスベンへは、カンタス航空とジェットスター航空が直行便を運航しています。 飛行時間は約9時間で、 成田国際空港からブリスベン空港まで毎日運航しています。 運賃は時期や航空会社によって異なりますが、往復で約600ドルからとなっています。  


ブリスベンは、温暖な気候、フレンドリーな人々、充実した都市機能、美しい自然など、様々な魅力を持つ都市です。 都会の活気と自然の静けさを両方楽しむことができ、様々なライフスタイルに対応できる柔軟性があります。  

2032年のオリンピック開催を控え、 ブリスベンは、インフラ整備や都市開発が進み、 ますます魅力的な都市へと進化を続けています。  

ぜひ、ブリスベンを訪れて、その魅力を体感してみてください。
ここだけではブリスベンの魅力をお伝えしきれませんので、是非体験しに来てください。当社オーストラリア留学センターブリスベンオフィスの日本人スタッフが現地で皆さんの生活を無料でサポートをしています。

その他、ブリスベン情報は下記もご参考ください。
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