セカンドビザ取得のためのファームの探し方
1年間のワーキングホリデービザを、1年目にもう1回申請・取得することで、もう1年延長することができるのがセカンドワーキングホリデーです。
ワーキングホリデー1年目に政府指定の地域で88日間以上の季節労働をする事が、いくつかの申請要件の内の1つとなります。ワーキングホリデーメーカーが従事するは主にファームジョブ(農場での仕事)です。
あなたがファームで働く目的は?
まずはファームでの就労目的をはっきりさせましょう。ファーストワーキングホリデー中のファーム就労目的が、セカンドワーキングホリデーのためなら、そのファームがセカンドワーキングホリデー対象地域なのか?、現在のワーキングホリデービザの有効期限は?、セカンドワーキングホリデービザ申請時の年齢は?、などセカンドワーキングホリデーの申請要件を満たすかどうかを先に確認するのが大事です。
働く目的によってファームの探し方は別のものとなります。
■セカンドワーキングホリデービザ取得のため
働きたいファームがセカンドワーキングホリデービザ申請要件を満たす対象地域内にあるのか先に確認することが重要です。
また、ABN(オーストラリア・ビジネス・ナンバー)に登録しているかも合わせて確認してください。こちらもセカンドワーキングホリデービザを申請する時に必要な番号です。
働きたいファームが見つかった場合は、仕事を始める前にセカンドビザが取れるか雇い主にしっかり確認してください。
Form 1263 には指定地域の郵便番号が掲載されています。
(2018年3月現在)
https://www.homeaffairs.gov.au/Forms/Documents/1263.pdf
セカンドワーキングホリデー
■資金稼ぎ・経験のため
どのファームで働いても大丈夫です。
最初はセカンドワーキングホリデービザの取得を考えていなくても、途中から考えが変わる場合もありますので、念のためセカンドワーキングホリデーの申請条件を確認しておきましょう。
ファームの探し方
ファームの探し方は様々ありますが、いくつか代表的なものをご紹介します。
■一番のおすすめ…口コミ
最も安心できる探し方です。現地でのご友人や語学学校のクラスメイト、シェアメイト、もしくはご友人の知人など、ファームでの仕事経験者がいます。働いていた農場の雰囲気や仕事内容も含め情報収集をしてみましょう。現地では横のつながりは貴重ですので大事にして下さい。
■ハーベストトレイル(Harvest Trail ※英語サイト)
http://jobsearch.gov.au/harvesttrail/default.aspx
政府が運営するHarvest Trailでは、希望の地域を入力することで現在募集している仕事内容や職種を見つけることができます。仕事への申請方法は電話やメールなど、場所によってそれぞれです。
Facebookでも仕事の情報収集ができます。”Farm job in Australia”などと検索すると、ファームの仕事情報を掲載したグループが出てきます。
最もオススメできるファームの探し方は口コミです。
ファームによって雰囲気の違いもあります。色んな国の人が働くファームもあれば、国籍の偏っているファームもあります。
悪いファーム(悪徳ファーム)にあたってしまうと、仕事がない、ボスが人種差別をする、給料がきちんと支払われない、セカンドビザに必要なペイスリップ(給料明細)がもらえない‥など良くない環境で働くことになってしまいます。知らずに悪徳ファームに入ってしまった場合は、すぐに辞め、他のファームに移動しましょう。
ファームを探すときは、事前によく調べ、情報収集をしっかりすることをオススメします。
▼オーストラリアでの有名なファーム地域
- QLD州 – Stanthorpe, Tully, Innisfail, Ayr, Bowen, Bundaberg, Childers, Gatton
- VIC州 – Swan Hill, Mildura, Echuka
- WA州 – Donny Brooke, Margaret River、Kununurra
- SA州 – Adelaide Hills, Loxton, Myponga, Renmark, Berri, Gerard
ファームの給料体系
ファームの給料体系は大きく2つあります。
・時間給(アワリージョブ / Hourly Job)
時給×働いた時間
・出来高給(コントラクトジョブ / Contract Job)
収穫出来た量×定められた給料
※◯Kgにつき△ドルなど
女性は男性よりも比較的体力や力がない場合が多く、時間給の方が稼げる場合もあります。
ファームジョブに必要なもの
・Form 1263(セカンド・ワーキングホリデービザ申請時に必要)
・タックスファイルナンバー(Tax File Number/納税者番号)
・銀行口座詳細(Bank Statement)
・日焼け止め
・虫除け
・かゆみ止め
・常備薬
・帽子
・長袖
・Tシャツ
・スニーカー
・手袋(軍手、ラテックス手袋)
・水(1.5ℓ以上)
・保冷バッグ(ランチを入れるため)
・強いハート
経験者からのアドバイス
■期間に余裕を持って行こう
農作業は、雨など天候によってはできない日も出てきます。またファームによって働く稼働日なども違いますので88日間ぴったりで終了できるケースは少ないです。ワーキングホリデービザの期間が十分に残っているうちにファームに行きましょう。
■田舎生活を思いっきり楽しもう
ファームがあるのは田舎の地域です。小さな街があるだけで、多くのものはありません。ファームで仕事をする期間は、そのような環境が「つまらない」のではなく、逆にそのような田舎で、美しい自然に囲まれながら、太陽が昇る前に起き、毎日素晴らしい朝日を見ながらシンプルな生活を楽しんでみて下さい。
■国籍比率の良いファームに行こう
ファームで働く期間は英語力が落ちるとも言われていますが、それは働く先のファームによると思います。色んな国籍の人たちが働くファームで、生活と仕事を共にし、沢山コミュニケーションを取ることができれば英語力は上がります。
■農作業ははっきり言ってキツイです
ファームジョブはキツイかキツくないかといったら、キツイです。単純作業を長時間続けることになりますし、暑い天候の中、ピッキングの作業は腰を曲げて行うので腰痛にもなります。仕事によっては体力も必要です。しかし精神鍛錬にもなるなと感じましたよ。日本ではなかなかすることのなかった経験を存分に楽しんで欲しいと思います。
オーストラリアのファーム生活を振り返る-仕事編-
https://blog.gcsgp.com/farm-job-1.html
オーストラリアのファーム生活を振り返る-日々の生活編-
https://blog.gcsgp.com/farm-job-2.html