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新型インフルエンザに関する情報(西オーストラリア州での1人目の感染確認者の発生)
2009年5月25日
在パース日本国総領事館
1.本日(25日)、西オーストラリア州保健担当大臣は、西オーストラリア州において1人目となる新型インフルエンザ感染が確認された旨発表しました。
本感染確認者は、パース在住の男性(30歳)で、滞在先のカナダから米国のロサンゼルス、NZのオークランド及びメルボルンを経由してパース空港に帰着した際、空港にて感染の兆候を示したため、医療施設において検査を行った結果、新型インフルエンザウイルスに感染していることが確認されたものです。当該男性はパース空港より自宅に移送され、自宅にて同人の家族と共にタミフルの投与を受けつつ経過観察の下にあるとのことです。
これで豪州国内での感染者は18名となり、今後更に拡大する可能性がありますので、報道等で最新の情報を入手するよう努めて下さい。
2.5月22日より、豪州政府は国内フェーズを「DELAY」から「CONTAIN」に引き上げ、これにより、空港における水際対策に加え、感染封じ込めのための対策が適宜実施されることになりました。
25日には、WA、ACT、NSW及びSAの各州政府は、学校における感染を防ぐため、全学校、保育施設の児童・生徒で、日本を含む多数の感染者が発生している国(*)から帰国した者は、帰国後7日間は登校(登園)せずに自宅で過ごすよう要請する旨発表しました
(*25日現在、日本の他、メキシコ、米国、カナダ及びパナマが対象。今後対象国が変更になる可能性がありますのでご注意下さい。)
3.また、西オーストラリア州保健省では、海外からの帰国者に対し、帰国後一週間はインフルエンザの兆候がないか注意すること、及び、感染危険国からの帰国後7日以内にインフルエンザ様の症状が現れた場合は、職場、学校他公共の場所には出かけず、自宅療養をしながら、GPあるいは病院に電話にて相談するよう呼びかけています。
4.万一、インフルエンザ症状が現れた場合は、まず掛かり付けのGP又は最寄りの病院に電話し、受診の必要性等について相談して下さい。
豪連邦政府ではホットライン(1802007)で新型インフルエンザに関する相談を受け付けています。
なお、在留邦人の方で、新型インフルエンザ感染疑いがあるとの診断を受けた方は、ご面倒でも当館領事部までご一報いただくようお願いします。
また、日常の生活面においては以下の点に留意し、感染防止に努めてください。
(1)十分な水、食料の備蓄を行い、不要不急の外出は控える。
(2)外出する際は人混みを避ける。また、咳やくしゃみ等による感染を防ぐために、マスクを着用する。
(3)積極的に手洗いやうがいを行う。
(4)ウィルスは粘膜を介して感染するので、口、鼻、目などの粘膜部分に手を触れない。
(5)発熱や咳などインフルエンザと似た症状が見られた場合には、迷わず掛かり付けのGP等に電話にて相談する。
5.今後も当館より新型インフルエンザに関するお知らせを随時送信する予定ですので、御参照下さい。
(関連ホームページ)
○ 西オーストラリア州保健省
http://www.health.wa.gov.au/swine_flu/home/
○ 豪政府保健高齢化省 http://www.health.gov.au
○ 外務省海外安全ホームページhttp://www.anzen.mofa.go.jp/
○ 厚生労働省(新型インフルエンザに関する情報)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
○ 厚生労働省検疫所(海外渡航者のための感染症情報)
http://www.forth.go.jp
○ 国立感染症研究所感染症情報センター
http://idsc.nih.go.jp/index-j.html
○ 世界保健機関(WHO)ホームページ(新型インフルエンザ関連)
http://www.who.int/csr/disease/swineflu/en/ (英語)
○ 農林水産省ホームページ(新型インフルエンザ関連情報)
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/buta.html