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オーストラリアの学生ビザ申請 ― 健康診断・レントゲン診断について
オーストラリアの学生ビザを申請する方は、インターネット/書面での学生ビザ申請後に、
オーストラリア大使館指定の病院で健康診断とレントゲン診断を受ける必要があります。
■ オーストラリア大使館指定の病院
■ オーストラリア大使館指定病院一覧
時期によっては病院が大変混み合うため、病院によっては2ヶ月待ちということもあり、場合によっては他県の病院まで行かなければならないこともあります。
学校からの入学許可書(COE)取得後は、学生ビザ申請を行う前に、出来るだけ早くオーストラリア大使館指定病院に電話し、健康診断の予約をいれましょう。
※妊娠している場合などは予約の際にその旨を伝える必要があります。
【受診の際に病院に持っていくもの】
■ 健康診断用フォーム26EH(全9ページ)
■ レントゲン撮影用フォーム160EH(全3ページ)
■ 現在有効なパスポート
■ 証明写真(2枚)
(証明写真は当日病院にて撮影してもらえることがほとんとですが、予約の際に確認しておきましょう。)
※ 過去のレントゲン写真(ある場合)
※ これまでの健康診断書(必要な場合)
健康診断用フォーム26EHとレントゲン撮影用フォーム160EHは、学生ビザ申請時にダウンロードする画面が出てきますので、印刷して事前に必要事項を記入してから、移民局指定の病院で受診して下さい。
■ 健康診断用フォーム26EH/レントゲン撮影用フォーム160EH記入例
■ 健康診断とレントゲン診断にかかる費用
各指定病院によって若干の違いはありますが、健康診断、レントゲンの両診断費用をあわせ、21,000円程とお考えください。
健康診断費用は、クレジットカードの支払いが出来ない病院が多いため、現金にて用意して頂くことをお勧めします。
■ 健康診断とレントゲン診断の内容
● 心音検査 ● 尿検査(尿中の糖及び、蛋白の有無)
● 身長測定 ● 聴力検査(1000~4000ヘルツの音による検査)
● 体重測定 ● 視力検査(メガネ、コンタクト着用の方は忘れずに)
● 内科検診 ● 歯科
● 血圧の測定 ● 胸部エックス線検査(レントゲン)
健康診断はおおよそ60~80分ほどで終了します。
基本的に血液検査はありませんから、注射はありませんが、医療関係の仕事や勉強をする留学生(患者と接触する可能性がある場合)は、別途血液検査が必要となります。
■ 受診時の注意点
健康診断前の食事について
健康診断の予約を入れる際、説明があるかと思いますが、通常、健康診断の前には数時間以上食事を摂らないよう指示があります。午前中の健康診断の場合、前日の夕食以降、何も摂取しないよう指示されることもありますから、午前中に健康診断の予約を取った留学生は、前日早めに寝てしまいましょう。
診断結果で異常反応が出てしまうと、学生ビザの再審査となり、取得まで余計な時間がかかってしまいますのでご注意下さい。
メガネとコンタクトレンズ
視力検査時に、メガネを使用している方は、必ず持参してください。
コンタクトレンズを着用している場合は、事前に伝える必要があります。
女性の留学生の方へ
生理中に健康診断をおこなうと、尿検査で潜血反応がでてしまいます。
生理中と、前後3日ほどは避けて健康診断を受けてください。
■ 健康診断後の手続き
健康診断及び、レントゲン診断終了後は、病院から直接オーストラリア大使館が指定する送付先に送られます。留学生のみなさんご自身で、送付手続きをする必要はありません。
健康診断を終え、病院から移民局へ健康診断・レントゲン診断結果が送られると、移民局よりE-mailで連絡があります。
VGN(Visa Grant Notification)が記載されていればビザは無事発給されています。出発時にはVGNメールを印刷してお持ちになる事をお勧めします。
■ 健康診断結果の有効期間
健康診断の証明は、基本的に一年間有効です。例えば、2005年12月に健康診断を受けた場合、2006年12月までに再度学生ビザを申請する際、健康診断の提出が免除されます。以前の健康診断証明が、そのまま移民局に送られるため、再審査を受ける必要がありません。
しかし例外で、移民局より健康診断が必要との連絡があることもあります。、その際は再度健康診断を受ける必要があります。
年々、健康診断に関する規定も厳しくなっていますから、前回の健康診断後11ヶ月が経過しているのであれば、再度健康診断が必要と考える方が良いでしょう。