【体験談】好きから友達の輪を広げよう!ダンスを通じてイベント開催

船橋 功至さん 2019年8月7日



日本で社会人をしながらダブルダッチ世界大会で優勝をしている船橋 功至(Funabashi Koji)さん。今回の体験談は、なぜオーストラリアに来ようかと思ったきっかけや、ダンスを通して知り合った仲間からイベント企画まで、「好き」からつながる縁のお話です。

留学中、「オーストラリア人のお友達が欲しい」、「現地コミュニティーに参加したい」などお考えの方も多くいるかと思いますが、船橋さんの出会いのきっかけや経験を伺いました。



日本での経歴や何故オーストラリアに来たのか教えて下さい

大学は日本体育大学の社会体育学科に入学し、ダブルダッチサークルで活動していました。(ダブルダッチとは2本の縄を使って跳ぶ縄跳びで、二人の回し手とその中でジャンパーが技を交えながら跳ぶというスポーツです)
2011年にはニューヨークで開かれる世界大会へ進むことができ、その大会で優勝しました。



学生時代はダブルダッチ中心の生活をしてたのですが、アルバイトをしていた時に急にお客様から「いい目をしている」とスカウトされ、誘われるがままにイベント制作会社へ就職しました。その時に声をかけてくれたのはベンチャー企業の社長さんで、そこで社会人としての基礎を教えてもらいました。

その後に転職をするなどキャリアチェンジもあったのですが、社会人として仕事をしながらダブルダッチの活動を続け、2017年の大会で再度優勝する事が出来ました。



ダブルダッチの活動を通して韓国や世界各国の友人も出来たのですが、彼らと関わっているうちに、将来の為に英語をもっと話せるようになりたいと思うようになり、海外へ渡航する事を考えはじめました。

社会人を続けながら英語の勉強なんて日本でも出来るとは思ったのですが、やはり海外に出て生きた英語を学ぶ必要があると思い、ワーキングホリデーでオーストラリアに来ようと決意しました。



語学学校のImpact・Englishで17週間、英語を勉強

語学学校では一般英語コースの他に英語力が伸びてからは英語プラスαで何かを学びたいと思い、バリスタコースへコース変更をしました。

授業後はクラスメイトとご飯に行ったり、お酒を飲みにいったり、BBQをしたりなど学校以外でも一緒に遊ぶなど仲良くさせてもらいました。





学校を卒業した後は?

メルボルンに少し長く住んでみると、この都会の街の雰囲気も東京と大きく変わらなのではないかと思うようになり、せっかくオーストラリアに来ているのなら小さな街でゆっくりと生活をしてもいいかなと、2月にブリスベンに移動しました。

移動してみて思った事は2月ごろのメルボルンは既に寒く秋に突入していましたが、ブリスベンは思い描いていたままのオーストラリアという感じで温暖な気候で非常に過ごしやすかったです。
冬は一日中ダウンジャケットが必要なメルボルンに比べ、ブリズベンは日中は暖かく、夜はパーカーやジャケットさえあればOKという身軽さが気に入りました。



クラブイベントの企画

ブリスベンに移動をしてからは、現地に大学時代の友人が住んでいたのでいろいろな場所に案内してもらいました。たまたまダンスバトルイベントに参加する事になったのですが、そこで一気に友達が増えました。

イベントで知り合ったオーストラリア人ダンサーのナターシャという女の子から、自身の誕生日パーティーに招待してもらい、そこで知り合った日本人のダイキに自分のダブルダッチの経験を話し、興味を持ってもらった所から関係が始まります。

ダイキは日本でイベントなどを企画するなどの経験がある方で、「オーストラリアのダンスシーンでショーケース(観客をダンスで楽しませるとこに主観を置いたショーイベント)があまりないので企画してみたいよね!」という話しから具体的にイベントを開催してみようと企画を立て始めました。

ナターシャにも色々と協力してもらい、ダンスだけではないブリズベンの様々なアーティスト(ウォールアート、DJ, ラッパー、シンガー、ダンサーなど)50人程にインスタグラムでダイレクトメッセージを送ったり、クイーンズランド工科大学やクイーンズランド大学の学生サークルにも声がけをするなど、参加してくれる協力者を募りました。

結果嬉しい事に無償のイベントだったのですが多くのアーティストが参加してくれる事になりました。

イベント会場は50人で満席になるレベルの大きさだったのですが、事前に各大学、語学学校に足を運びビラ配りをして宣伝した甲斐もあり、当日は100名以上来てくれるなど予想した以上に賑わってくれて嬉しかったです。



僕はこれで帰国をしますが、ダイキを始めとする仲間達は今後も地元のアーティストを応援できるようなイベントを引き続き開催していく予定です。次回などもインスタグラムで紹介していくので、ブリズベンにお住まいの方、もしくはこれから行こうとしている方で興味があれば是非参加してくれれば嬉しいです。



帰国後の目標や予定

帰国をしたらウェブマーケティングの会社に就職をしたいと思っています。
就職活動は帰国する2ヶ月前から仕事研究や自己PRの作成など開始していますが、またいい結果をご報告出来ればと思います。

これから渡航を予定している方へのメッセージ

ワーキングホリデーは滞在中に出来る選択肢が多いので魅力的なのですが、僕としては来る前に「何に挑戦したい」、「どう過ごしたい」など明確な目標を立ててから渡航する事をお勧めします。

今まで自分が知らないものに一歩を踏み出す事は、とても勇気/力がいる事です。
悪い誘いかは自分で判断する必要がありますが、ちょっとした出会いから大きなチャンスを貰える事もあります。

イベント以外にもブリズベンで好きな服屋さんに立ち寄った際、オーナーに声をかけて頂きモデルのお仕事をさせてもらったりなど、僕はどのようなお誘いもチャンスだと思っています。
これから皆さんにも好奇心をもって様々な事に飛び込んでいって欲しいと思います。

イベントに興味のある方や、僕のワーキングホリデー中の活動について興味がある、何か困ったことがありましたらインスタグラムでいつでもご連絡下さい。




インスタグラム個人アカウント「Junkness」
インスタグラムイベント詳細 「adrenaline.event.au」